お守りーChangmin sideー ページ36
Aさんの家を出てすぐ、俺はリカの部屋に向かった。
「あぁ・・ん、チャンミン！」
チャンミン「早く、後ろ向けよ。」
腰を引き寄せて持ち上げると、わざとらしいくらい大きな声を艶げる。
ダンサーをしているリカの身体は引き締まっていて、Aさんのような柔らかい感触がしない。
頭の中からさっきの怯えた瞳を打ち消すかのように一心不乱に腰を振っていた。
あの人を傷付けたら、心は晴れるはずだった。
俺が自分の地位を捨ててでも、守りたいと一度決めた子どもを
常務たちからもらった金で、簡単に諦めた彼女。
思い通りに離婚なんかしてやるか。
優しくすればまたホイホイついてくるだろうから
そしたら突き落してやりたかったんだ。
後悔するほど遠い、奈落の底まで。
リカを抱いてすぐ、シャワーを浴びに行っていた俺に脱衣所から呼ぶ声がする。
リカ「これ、どうしたのー？」
俺が脱ぎ捨てたジーパンから落ちたオレンジ色の小さな袋を掲げる。
チャンミン「・・・あぁ、これ。
ちょっと聞きたかったんだけど。」
袋に書いてある漢字。
理解出来なかった俺はつい持ち出してきてしまった。
リカ「誰か知り合いが妊娠してるの？」
チャンミン「え？」
リカ「だってこれ、安産のお守りじゃない。」
金の刺繍が施してあるその袋。
表に書かれていた文字は『安』『産』だった。
チャンミン「安産って・・・どういう意味？」
リカ「子どもが無事に産まれますようにって、祈ることじゃないかな。」
ずっと気になってた。
A「これだけは、私の一番のお気に入りだから飾っておきたいの。」
チャンミン「あの裸の写真じゃなくていいの？」
A「もう///」
小さな玄関には俺の『チャンミン』としての写真が一枚だけ飾ってある。
昔ファンになった頃に好きになった写真だと言っていた。
今より髪が短くて若い頃の笑顔の俺。
その隣に寄り添うようにひっそりと立て掛けてあったのがこの小さな袋だった。
ずっと気になっていたけど、あえて聞いたことはなかった。
リカ「ねぇ、もう一回抱いてよ。」
首に腕を巻きつけてくるリカを無視して
持ち出してきてしまったそれを、掌に収めてジッと見つめる。
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じゅな(プロフ) - Marieさん» ね。笑 賢い人って、割り切れない気がするんですよね。色んなことよく覚えてそうだし。笑 ３箇所！羨まし過ぎます！私はなかなか遠征が行けません。泣 参戦出来るだけでもよしとしなきゃ、かな。続編更新しました！またぜひ感想教えてくださいね。 (2015年1月30日 23時) (
レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
じゅな(プロフ) - しむしむ?*。さん» いえいえ、年齢関係なく、感受性の問題だと思いますよ！私のお話はまだまだだなぁ。と思ってるんですよ。言葉が足りないし間違いだらけ。笑 でも楽しんで書いているので、読者さまの反応がいいと私も嬉しくなります。続編、アップ出来ました！また来てくださーい♪ (2015年1月30日 23時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
Marie(プロフ) - 確かに、チャンミン根に持ちそうですね（笑） 私は名古屋、札幌、東京参戦します♪体調崩さない様にしたいですね！！ (2015年1月30日 23時) (レス) id: e53e2385fe (このIDを非表示/違反報告)
しむしむ?*。(プロフ) - じゅなさんっ！こちらこそいつもお返事いただけて嬉しいですっ！プロフ見て下さったんですね^^ありがとうございます！まだまだ子供です……泣そんな風に言って頂けてほんと恐縮です！！じゅなさんの小説だからこんな感想持てるのだと思います^^今日の夜！続編楽しみ！ (2015年1月30日 22時) (レス) id: dd11ffdeb5 (このIDを非表示/違反報告)
じゅな(プロフ) - Marieさん» いえいえいえ！汗 もし分からない点などあったら教えてくださいねー！分かりやすいお話を心掛けていきたいので。過去の恋愛、チャミは根に持ちそうな気がしたので。笑 大阪、ダメだったんですか！倍率高いですもんね。チケ取るの必死ですよ。楽しんできます！ (2015年1月30日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
x他1人 | 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2015年1月6日 0時
