第二話 理由 ページ4
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『虎杖くんと釘崎さんね』
「…野薔薇で良いわよ。同級生なんでしょ」
『良いの?やった、じゃあ野薔薇ちゃん!私のことも下の名前で読んでほしいな』
「じゃあAね」
釘崎さん…いや、野薔薇ちゃんと、虎杖くん。2人とも今日から同級生で、仲間なんだなぁって思うと凄く嬉しくなる。
ほら、高専ってただでさえ人少ないし。海外行ってる人とか、停学中の人とかもいるし…まあ退学させられて半年も引きこもってた私が言えることじゃないんだけどね←
『野薔薇ちゃん、髪の毛サラサラで綺麗だね!良いなぁ…!ケアしてるの?』
「なにアンタ、分かってんじゃない!もしかして実は良い子!?」
野薔薇ちゃんの顔がパッと輝く。とたんに普通の女の子みたいに可愛く見えた。
え、もしかしなくても野薔薇ちゃんって凄く可愛い??しかも真希先輩もカッコいい系美女だし???えぇ、これ私浮くやつじゃないですか!?
いきなり周りの顔面偏差値が気になりだした私の上から、「銀野」と聞き慣れた声がした。
『伏黒くん』
「復学できたんだな」
建物の二階から降りてきた伏黒くんだ。…何か良く見たら、伏黒くんも結構な美男子だよな…やば。
『うん、ご心配おかけしました。無事夜蛾先生にも認めてもらえたよ』
「そうか、良かった。…そういえば虎杖と釘崎には説明して無かったな」
伏黒くんが虎杖くんと野薔薇ちゃんを振り返る。野薔薇ちゃんが腕を組んで伏黒くんを睨み付けた。
「全くよ。どういうこと?編入生?」
「いや違う。むしろ俺たちの中だと一番はじめに入学が決まってた」
「え、でも五条先生、俺と釘崎が入ったとき二人目とか三人目って言ってた!」
「ああ…お前らが入ってくる直前に退学させられたんだ」
…いや、そんな不思議そうな目で見ないで、虎杖くん!自分のポンコツさに泣きたくなっちゃうから!!心抉らないで!!!
「え、なんで?」
『うぐっ…聞いちゃいます?結構落ち込んでるんですよ、これでも』
「へーぇ…ぜひ教えてよ、何をやらかしたか」
野薔薇ちゃんは鬼か!!!めっちゃ悪意を感じる笑顔なんですけど!?
『…えっとぉ………任務中にちょぉっと失敗しちゃってぇ……公共施設を1つぶっ飛ばしちゃったというかぁ……おまけに仲間の呪術師に怪我させちゃったというかぁ…』
「「ブハッッ」」
真希先輩とパンダ先輩が同時に吹き出す音が聞こえる。
はいそこぉ!!笑うな!!何度も聞いた話でしょうが!!
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