【呪術廻戦】最強の義妹は塩にぎりがお好き〜呪術甲子園・起首雷同編〜 (ページ25)

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第十九話　任務ページ25

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共有スペース雑魚寝事件(？)から数日後。

中々珍しい、定員５人の車で揺られながら、私たち一年四人組は任務地へと向かっていた。

因みに後部座席に虎杖くん、伏黒くん、野薔薇ちゃんが座っていて、私は助手席です！

そう！初めての一年全員での任務！！

私は基本的に単独任務が多いから、皆で任務行けるとかすんごい嬉しいです！遠足気分マシマシです！

ワクワクと胸を躍らせていると、「ご機嫌のところ悪いんスけど」と補助監督の新田さんが欠けてないリンゴのタブレット端末を手渡してきた。

画面に映っていたのは、３人の男の人。

「今回の案件の被害者たちっス。６月に盛岡で死んだ金田太一。８月に横浜で死んだ島田治。んで、９月に名古屋で死んだ大和広」

示された人たちの顔を軽く見て、後ろの３人にタブレットを回す。

伏黒くんが受け取ると、それをサイドの２人が覗き込んだ。

「３人とも同じ状況で死んでるんスよ。自宅マンションのエントランスで呪霊による刺殺。しかも全員死ぬ数週間前から同じ苦情を管理会社にチクッてる」

刺殺か〜…そりゃ痛そうな。心の中で被害者たちの冥福を祈る。

にしてもエントランスなんて、また面倒くさいところで殺したもんだ。第一発見者が可哀想になってしまう。

新田さんは赤信号でブレーキを踏むと、私たちに視線を寄越した。

「オートロックの自動ドアが開きっぱなしだって。他の住人に心当たりはなかったっス」

「でも日付も場所もバラバラですよね。同じ呪霊にやられたんですか？」

伏黒くんがトンッと軽く画面を叩く。虎杖くんがその隣からひょっこり顔を出した。

「なぁなぁ、自動ドアって呪霊のせい？呪霊ってセンサーとか引っかかんの？カメラとか写んねぇよな」

『あ、それ私も思った。そういうタイプの呪い？磁気とかでセンサー反応しちゃったとか？』

「ああ、そういう可能性もあるんスね。でも確か、センサーじゃなくてドアオペレーターの方が呪霊の影響でバカになったみたいっスよ」

「ほーう……」

ドアオペレーターって何だ？？？

虎杖くんと一緒に首を傾げる。新田さんは「私もよく分かんないんスけどね！」と笑い飛ばした。それで良いのか、補助監督。

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