１ はじまりはじまり ページ1
＊
「ねぇねぇ悟くん、明後日の任務同じだね！」
「はぁ？お前はついて来なくていいわ」
「あっ今日の任務は私とだね」
分かりやすく「マジか」と声に出されたら、流石に上手くいってる。
後ひと押し。明日あたりいける。
「悟くん！ぱふぇ食べない？」
「お前とはヤダ。美優とか傑だったらいい」
っし、気がある。
「私も嫌だよ、悟と行くの」
………。
「ッ…ふえぇぇん！悟くんが！」
「あぁ、うっざ」
グラサンをかけ直し、立ち上がる白髪ヤロー。無言の前髪とどこかに向かう。
そして私は美優達を睨む。
「おい、美優。外いこーぜ」
「うん。そうするよ硝子」
思惑通りに美優は硝子とも教室から出ていった。
校門を4人出てていったのを確認し、大きく呼吸する。
「なんっっっでうまくいかねぇんだよ！！」
叫んだ後、何事かと夜蛾先生の声が聞こえた。知らん顔して窓から走って帰ってやった。つまりバックれる。
その間に移動販売車の甘ったるくないパフェを買ってやけ食いした。
まず家に帰りする事。入学同時に始めた別名日記帳(本名作戦ノート)をとる。
�，屬蠅短劼垢�
→効果あり、続行
��悟くん呼び
→効果あり、続行
�Ｇ鯣韻隆�の上に私の名前入りお菓子を置く
→普通に貰って食べた。何も無し、中止
︙
��毎回明日同じ任務と伝える
→効果あり、続行
��パフェに誘い、白髪と美優の2人にする。
→
「美優が断り、失敗…っと」
毎回、美優の気がなくて失敗する…明日はどうするか…
「いっそ、前髪と硝子をどうにかして転校させようかなぁ…………寝よ」
ラッキーカラー
あずきいろ
訳ありっ子の戯言
「疲れてる顔してるよ？大丈夫？」
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作者名：ゆーら | 作成日時：2021年8月10日 11時
