〜jaejoong〜約束　９

褒められる ページ41

「プライベートで来てるから、ごめんね」


輪から投げ出された私の元に彼が戻ってきた。と言ってもそんなに広くないヨットの中

大きい声でなくても普通に端と端でも会話が出来る


「シーウォークが終わったらどこか行くんですか？」


一人の女の子が話しかけてきた


「いや、決めてないけど」

彼が答えると、その団体さんはみんなで夜バーベキューをするから来てほしいと言った


私の顔をチラッと見る彼


「ん？行きたいなら行ってもいいよ？」


その私の顔を見て


「ごめんね、今日が最後の夜だから、ちょっと無理かな」


と、笑って答えた


・・・・心の声を読んだな


ヨットが停まると、係員が早速４人一組を作って、最初の組を海に誘導していった

残った係員が、浅瀬でバレーボールや、歩きながらシュノーケリングをしてくださいと言う


「バレーボールしましょうよ！」

団体さんが彼に言う

返事を聞かずにぞろぞろと浅瀬に降りて行ってしまった


「行って来ていいよ。見とくから」

「なんで？Aも一緒に行こうよ」

「おじゃまだもん、いいよ。」

「おじゃまだもんって、俺はAと来てるんだから」


そう言ってシュノーケリング用のゴーグルを手にすると


「じゃあ２人でサンゴ礁見よ」

と、手を引いた


「でも、あの子たち待ってるじゃん」

「ん？別に大丈夫だよ」

「ダメダメ、それなら私もバレーボールに参加する」


言いながらヨットを降りると、彼もついてきた


「入れてくださーい」

私が言うと、みんな一斉に「待ってました〜！」と迎えてくれた


若い子に交じってキャーキャー言いながらバレーボールをしてると、
あっという間に名前を呼ばれて順番が回ってきた


「A、呼ばれてるから行かなきゃ」

「うん。じゃあ、お先に行ってきまーす。ありがとう」

みんなに言うと


「お姉さん、見かけによらずノリがよくて最高！」

「すっごい楽しかった〜！！」

「ジェジュンより上手でしたよ！」


褒められてしまった

海の底→←ハーレムシーウォーク

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す