〜jaejoong〜約束　９

小さな感動 ページ21

ホテルに戻り、脱いだ服を入れた袋を置いてフロントでトロリーバスの乗り場を聞き

２人でトロリーに乗ってワイケレアウトレットに移動した


壁も窓もないバスが走ると、心地よい風が吹き抜ける


また、２人で顔を合わせてジェジュンが写真を撮った


「これ、今すぐメンバーに送ろう」

「みんな仕事頑張ってるのに怒られるよ。笑」

「俺はもっと頑張ったからいいの〜」


ワイケレアウトレットに着いて、中の案内地図を持ってどこを見るか相談


「あ、マタニティ専門店なんかある！よっしーに買っていきたい」

「いいよ。じゃまずそこ行って、それからこの靴屋見よう」


よっしーにマタニティを選んでると、ジェジュンが興味津津で中を物色してる


「A、いつか赤ちゃんできたらAもこんなお腹になるのかな」

中に貼ってあるポスターを見ながら言った


「そりゃなるんじゃない？なんで？」

「Aのお腹がこんなになったら、もうすぐ俺たちの赤ちゃんが産まれますってことじゃん。凄いな」


ポスターを見上げながら感心してる彼


『俺たちの赤ちゃん』


って言ったの、無意識だよね


一人で小さく感動していると、また、彼が女性客に声を掛けられた


「東方神起のジェジュンくんですよね？」


３０代っぽい女性２人だった


「あ、はい、そうです」

「やっぱり！こんな所にいるなんて〜」

友達と顔を合わせて喜んでる


「あ、あの、まさかおめでたなんですか？」

「え？？？」


その言い方を理解できてないようだった


「妊娠、してるんですか？」

もう一人の女性が言い方を変えて私の方を見た


「あーー。あっは！違います！彼女じゃなくて、友達が妊娠してるからお土産買ってるんです」

「なんだ〜、びっくりした！」

「間違っても僕の彼女が妊娠してるなんて、週刊誌に言わないでくださいね。あはっ」


レジに並びながらそんな会話を聞いてると、隣に来て「俺が買う」と言う


「いいよ、よっしーのだから」

「だから買いたいの」


また、一人小さく感動してしまった

ハワイの匂い→←ハワイに染まる

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す