〜jaejoong〜約束　８

消えていく寂しさ ページ27

生クリームの溶け始めたケーキにろうそくを立てて

彼がジングルベルを歌った

その透き通った声にかかると、軽快なメロディもラブバラードに聞こえてしまう


A「ねぇ・・・それもう外したら？」

私が贈ったサングラスをつけたままケーキを切ろうとしている


ＪＪ「いいの。俺、サングラス似合うから」


・・・そんな問題？


ＪＪ「はい、オッケー！」

そう言ってナイフを置くと、手についたクリームを私の鼻の頭に移した


A「もう！なにするの」

ＪＪ「あっは！だってAのせいでクリーム溶けちゃったじゃん」

A「なんで私のせいなの」

ＪＪ「・・・Aが激しいから・・・あはっ」


ふざけて笑う彼を叩こうと近付くと、肩に腕をまわして、携帯で写真を撮った


ＪＪ「また思い出がひとつ増えたね」


サングラスをかけてカッコ付けたジェジュンと、
鼻の頭にクリームをつけて驚いた顔の私が

彼の携帯のフォルダに収まった


この写真をまた大きくする時があれば、メッセージは何て書いてくれるのかな


いつか、今日が思い出になって懐かしさに胸を焦がす日が来たら

この写真を見て２人で笑おう


そしてまた次のクリスマスも、こんな風に幸せな時間を過ごそうね


特別なことなんて何もいらないから

ずっと一緒に笑っていよう


ジェジュンの優しい笑い声が部屋の中で揺れて


私の寂しかった気持ちを包むと、フワフワと浮いて消えていった

２人でいれば→←欲求不満な私

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