〜jaejoong〜約束　８

壊して ページ23

唇を離すと、優しく見つめながら言った


「お腹減ってない？食べよっか」


その言葉を無視して、彼の唇を奪う

少し驚きを見せる彼に深く深く、KISSをする


私の体から離れた腕がまたきつく回された


深いKISSを感じながら、もう止められなかった


そのまま、彼の着ているシャツの中に手を入れると

彼もまた私のコートを脱がしていく


一瞬、唇が離れると、彼が言った


「・・・・・いいの？」


答える必要はなかった


ただ、彼の温度を早く感じたくてもう一度KISSをする

深く、深く、優しく


２人の吐息だけが部屋の中に響いていた


ソファーになだれ込むと、私の着ていたニットのセーターを少し強引に捲り上げ

そこに現れた胸に顔を埋めながら彼が言った


「ごめん、壊しちゃうかも・・・」


「・・・・壊して・・・」


そう言うと顔を上げて少し私の顔を見つめていた


また、唇が重なる

２人の体を隔てるモノがひとつ、またひとつ、無くなっていく


もっと長く会えなかった時もあったのに


どうしてこんなにも寂しかったんだろう


彼の腕の中で踊らされながら、理性は完全になくなっていた


「A・・・もっと感じて・・・もっと聞かせて」


彼にそう言われる度に彼の名を呼ぶ声が大きくなる


ジェジュン


会いたかった

触れたかった

こうしたかったんだよ


もっと愛して、もっと壊して


大きく引き伸ばされた、幸せそうな２人の写真が


私たちを見守っていた

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