〜jaejoong〜約束　８

寂しいは言えない ページ17

帰りは「コンビニに行くから」と言ってチャンミンとユチョンが送ってくれた


こうやってさりげなく、こっちが気を使わないようにする優しさは彼らの共通点だな

お国柄？それとも、彼らが特別なの？

そんな事を考えているとアパートに着いた


A「ありがとう。あの、実はちょっと落ち込んでたんだけど、みんなのお陰で元気が出たよ」

そう言うと、私の買った紙袋を持っていたユチョンがそれを私に返しながら


ＹＣ「ヌナ、寂しいからって浪費に走っちゃダメだよ」

と笑った


ＣＭ「ジェジュヒョン、今すごく忙しいですけど、何も悪い事なんてしてませんから心配しないで下さいね」


・・・ほんと、何でこんないい子たちなんだろう・・


A「うん、ありがとう。浪費もやめるね(笑)」


その日は結局ジェジュンからの電話はなく、次の日起きて携帯を見ると

夜中の３時に『今帰ったよ』というメールが入っていた


・・・ほんとに、なんでジェジュンだけこんなに忙しいの？


退屈な日曜日、昨日買ったジェジュンへのプレゼントが入ったＧＵＣＣＩの紙袋を見ながら


「いつ渡せるんだろうね」


声に出して呟いてしまった


ーーーーーーー


月曜日

いつものように１週間が始まった


でも今週末はクリスマス本番だからか、なんとなくみんな浮足立っているように見えた


昨日もメールだけで声も聞けなかった。。。


今朝も早くに行ってきますメールがあっただけだし・・・


信じているけど、寂しいのはどうにもならない


昼休みに、電話を掛けてみようと携帯を取ると同時に掛ってきた


A「もしもし？」

ＪＪ「A？今大丈夫？」


久しぶりな声になんだか泣きそうになってしまった


A「うん、今昼休み。ちょうど電話しようと思ってたの」

ＪＪ「ほんとに？以心伝心じゃん。あはっ！」


いつもと何も変わらない彼の様子に安心した


A「今日も遅くまで仕事なの？」

ＪＪ「あー・・うん。会いに行けたら行くけど多分無理っぽい。ごめんね？」

A「仕方ないよ。。。でも・・・」

ＪＪ「なに？」


『寂しい』


これを言ったところで何も変わらない


そう思うと言えなかった

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