〜jaejoong〜約束　８

ククレカレー ページ5

翌日の日曜

AM9:00


携帯の着信音で起こされた


隣を見ると、ジェジュンはいない


昨夜あれから２人でバスタイムをしてから、ベッドでしばらく話しをしてるうちに寝てしまった

・・・いつの間に帰ったんだろう・・・


そう思いながら、まだ鳴っている携帯を手に取った


着信表示 よっしー


A「は〜い、もしもし？」

よ「A〜〜〜〜助けて〜〜〜」


妊娠３ヶ月になる彼女は毎日ツワリに苦しんでいた


A「大丈夫？旦那さんは？」

よ「また出張！もう無理、私一人こんな辛いなんて。離婚だ離婚ーー！！」

A「・・・よく言うよ。取りあえず何か作りに行ってあげるから待ってて」


そう言うと、まだ眠い頭を無理やり起こして用意をした


よっしーの家に着くと、ソファーでだらーんと寝そべってる彼女が目に飛び込んできた


A「よっしー、大丈夫？何か食べれる？」

よ「A・・・大丈夫じゃない〜〜〜。何も食べたくない〜〜」

A「でも、空腹の方が辛さが増すって言ってたじゃん。何でもいいから何か食べないと」

よ「今はいい・・・何食べても吐きそう」

A「それじゃ来た意味ないんだけどな・・」

よ「いいの、一人になると不安で死にたくなるからここにいて」


・・・死にたくなるって、えらい大袈裟だな


でも、いつも強気の彼女がこんな弱音を吐くのもめずらしく、そのままよっしーの家で過ごす事にした


お昼近くになって、私のお腹が減ると勝手に冷蔵庫にあるもので作って食べたけど、
それも彼女は食べれないと言ってソファーにうなだれていた


夕方、いい加減何か食べさせようと冷蔵庫をまた覗くと


よ「今急に食べたいもんが出てきた！」

いきなり飛び起きて言った


A「ほんと？なに？」

よ「ククレカレー！！」

A「ククレカレーって、レトルトの？」

よ「うんそう！なんかあの安っぽい味が急に恋しい！」

A「・・恋しいって、ストックあるの？」

よ「ないよそんなの〜。買ってきて」


・・・・・・

妊婦ってこんなんなの？

と思いながらも、未経験の私に何か言える権利もなく、いつもお世話になってるよっしーの頼みだし


仕方なく買いに出た

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