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彼の歌 ページ35

夜、2人で初めて大久保さんのBARに行った


クリスマスということもあって
OPENしたばかりの店内はもう半分ほど人で埋まっていた


カウンターの奥に座ってビールを注文した


大「久しぶりだね〜。元気だった?」

A「はい、ご無沙汰しちゃってすみません」

大「お前も、忙しかったみたいじゃん。あいつが言ってたよ」

JJ「めっちゃ忙しかったんですよ〜。
でもおかげで今日は俺だけ休み取れたんです」


大「Aちゃん、キレイになったんじゃない?」

A「え?ほんとですか?・・・そう?」


ジェジュンの顔を見る。と、ちょっと口を尖らせて私をチラッと見た


JJ「大久保さん、本気にするからやめて下さいよ〜」


A「それ、どーゆー意味?」

JJ「そーゆー意味」

A「なにソレ!」


そんな私たちの会話を聞いて大久保さんが爆笑した


「はははっ!あいつが言ってた通りほんとに仲よくて羨ましいよ」


そう言ってビールを注ぎに行った


「あいつ、ってユチョンのことだよね?」

思わず小声で話しかける


「うん、ユチョンは一人でもしょっちゅう来てるみたい」

ジェジュンはいたって普通に話す


店内を見渡すとみんなカップルで自分たちの世界に入っていて
ニット帽しか被ってない彼に気付いてる人はいない様子


すると、ビールを持ってきた大久保さんが言った


「クリスマスだし、歌っちゃえば?」


え?ジェジュンに言った?


JJ「う〜ん、どうしよう、いい?」


私の顔を覗きこんだ


A「え?ここってカラオケあったの?」

JJ「あるよー。歌ってる人見たことない?」


見たことなかった


「クリスマスだし、歌おうかな」

ビールを飲みながらご機嫌な感じで言った


歌なんて歌ったらいくらなんでも絶対バレるよね?

いいのかな・・・


心配する私をよそに、大久保さんに「じゃあ雪の華」と言った


意外な曲に驚いた


大久保さんが彼にマイクを渡すと、すぐにイントロが流れ出した


自分たちの世界に入っていた恋人たちも沈黙し

ジェジュンが歌い出すと、一斉に彼に注目した


きっともうバレているだろう


でも、その歌声があまりにもキレイで、曲とはまっていて


誰も何も言わずに、ただ、彼の歌声に聴き入っていた

雪の華→←水着は選べない


ラッキーアイテム

革ベルト


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momo(プロフ) - 確かに!クリスマスイブのお風呂の歌なんでしたっけ??トータルで好きなのに悲しいです。 (2018年11月25日 11時) (レス) id: 9499e1fdf8 (このIDを非表示/違反報告)
naepon(プロフ) - どうも~。ジェジュンとクリスマスいいなぁ♪でも、韓国男子だからって期待しすぎて、あんまりだったら落ち込んじゃうかも!なんて、思いました。 さぁ、次は旅行♪ (2014年1月22日 10時) (レス) id: 611870be34 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - かーりさん» 久々に読み返してます!やー…消去が結構多いんですね;; まだ二回目なので、どんな歌か忘れちゃったから読みにきたのにー!もう!川`Φω川← (2013年11月12日 20時) (レス) id: d11b652c9c (このIDを非表示/違反報告)
かーり(プロフ) - 読み返し何回目かわかんないんですが、いつも新鮮な気持ちで読みます。ジュエルさん、、コマウォヨ☆ (2013年9月28日 10時) (レス) id: 85c18ea236 (このIDを非表示/違反報告)
こゆっき(プロフ) - 久しぶりに読み返しています。「権利者の申告により削除」結構あるんですねー(T_T) この先のお風呂シーンはみんなこうなっちゃうんでしょうか…結婚式のシーンも…心配です(>_<) (2013年1月3日 21時) (レス) id: 529fa6daec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジュエル

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