約束〜jaejoong&changmin〜I LOVE YOU BABY編

【理解できない】 ページ7

「愛来ちゃん」



坂道をまっすぐ走って

マンションの前まで来た時

後ろから声を掛けられた


ハァハァと肩で息しながら振り向いた先に

ベビーカーを押して坂を上ってくるジュンスさん




「ジュ、ジュンスさん」

「どしたの？そんなに慌てて」

「え？あ、いや、あの・・・ハァハァ」

「あーちゃん」


ヒロ君が私に向かって手を伸ばしてる



「ヒロ君・・・こんばんは♪お散歩行ってたの？」

目線を同じにして聞くと、ニコッと笑った



「Aさんは？」


ジュンスさんを見上げて聞いて

その返事にハァハァしていた息が止まった




「産まれそうになって、チャンミンと病院行った」



・・・・・・・・



え？？？？


あの・・・・

意味が分かんないんですけど・・・


産まれそうって

お腹のあかちゃんだよね？


そりゃそうだ


で

なぜ

なぜチャンミンさんが？？？



しゃがんだまま言葉を出せずにいると

ヒロ君が私に「どうじょ」って

手に持っていたお菓子をくれた



「ウハハッヒロや、そんな食べかけのダメだよ〜」

「・・・ジュンスさん・・・」

「ん？」

「チャンミンさん・・・連絡取れないんですけど・・・」

「そうなの？なんで？」



そんなのこっちが聞きたいよ！！！




今から行くって言ったのに

なんでAさんの病院に付き添ってるの？


それならどうして

一言でいいから連絡くれないの？


私のことなんてどうでもいいの？




「・・・帰りますね・・・」


ヨロヨロと立ち上がったらジュンスさんが目を丸くした



「え？チャンミンに会いに来たんじゃないの？」

「でもいないんですよね・・・」

「うん、だけど」

「さようなら」


ペコッとお辞儀をして

今走ってきた坂道を

ノロノロと

おぼつかない足取りで引き返した

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