約束〜jaejoong&changmin〜I LOVE YOU BABY編

【去ってゆく人】 ページ15

「連絡しなかったのは悪かったけど、状況が状況だったし。ジェジュヒョン仕事で連絡取れなくて
俺しか付き添いいなくて、ヌナ、痛い痛いって唸ってて。。。それでもそのヌナ放ってここに来ればよかった？」


「そ、そんなこと思ってません」

「じゃあ何がそんなに不満？」

「・・・チャンミンさんが・・・悪かったって思ってないから」

「思ってないし」

「・・・なにかあったのかって心配してたのに・・・一言ぐらい謝ってくれても」

「謝ったけど」

「・・・・・」

「ここに来てすぐ謝った」

「す、すぐじゃなかった・・・と思います・・・」

「じゃあごめん」




は！？！？！？




「な、なんですかその、じゃあ。って」

「別に」

「・・・私やっぱり分かりません。Aさんの携帯から連絡くれてもよかったと思うし
産まれるまで病院にいなくても途中で抜けて来てくれればいいんじゃないですか？」

「それが出来る状況じゃなかったって言わなかった？」

「私ならしてました。私がチャンミンさんと同じ状況なら、
絶対なんとしてでもチャンミンさんに連絡してこんな不安にさせるようなことしません」

「・・・だから？」

「・・・え？」

「だからどう考えても俺が悪いって？」

「・・・・」



じっと、睨むみたいに私を見てる

もう泣きすぎて鼻ズルズルいってる私は

なんでこんなことに。なんて

妙に冷静に思っていたけど

冷静でいられないことを言われた



「じゃあ俺が悪いでいい」



スクッと立ち上がった



え？なに？こ、怖い



ビクッと身構える私を見下ろしてつぶやいた




「ガッカリした・・・・」



・・・・・・・


「ど、どういう意味ですか？」

「帰る」

玄関に向かって歩き出したから
思わず立ち上がって追いかけた



「こ、このまま帰るんですか？こんなケンカしたまま？」

「もういい」

「それどういう意味ですか？」

と、靴を履いたチャンミンさんはクルッと振り返り


「もういいから。」


そう言い残し

玄関から出て行った

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