〜jaejoong〜約束　Hello Baby編

６時間 ページ10

「まだまだみたいです。今は痛いって言ってるけど、さっきまで割と大丈夫そうでしたよ」


頭の上でチャンミンがジェジュンと電話してる


さっきお父さんが仕事終わりにやってきて
まだまだだと分かると
「お腹が減った」とこぼしたお母さんを連れて
ご飯に行ってしまった


チャンミンも誘われたけど
ジェジュンに強く強くお願いされているせいか


「僕はいいですから、お二人で行って来て下さい」

と、ここに残ってくれた


CM「ヒョン、かなり大変なお産になりそうですよ。ヌナが痛い痛いって大袈裟に騒ぎ過ぎです」

A「だって本当に痛いんだもん！」

CM「先生からこんなのまだまだって言われてたじゃないですか〜！」

A「そんなの信じられない。これ以上痛くなったら私死ぬ！」


私の声が電話の向こうのジェジュンにも聞こえていたらしく

チャンミンが呆れた顔で私の耳に携帯を当てた


JJ「A、頑張って。お願いだから頑張って」

悲痛な声で励ます彼


A「ジェジュン・・・」

JJ「ん？いるよ。ここにいるから。仕事終わったらすぐ行くからね。A頑張って」

A「痛い〜(泣)」

JJ「あぁ〜もう、代わってあげられたらいいのに・・・」

A「これ以上痛くなったら私無理かも・・・」

JJ「そんなに痛いの？俺が行って痛み取ってあげるから待ってて。愛してるよ」

A「・・・私も」


チャンミンが、会話の内容を想像してか
完全に呆れてる

ジェジュンと電話を切ってしばらくすると
痛みが治まって
はぁ・・・とため息


PM9:00


もう病院に来て６時間が経っていた


A「・・・ところで、なんで今日あんなに早く来れたの？」

今さらな疑問を投げかける


CM「主演女優さんが過労でダウンしたんで今日一日撮影中止になったんです。」

A「そうなんだ・・・。いつ東京に帰るの？」

CM「明日朝から撮影して、夜には帰ります」

A「そっか・・・」


そろそろホテルに戻って休まないといけないよね
でも帰って欲しくないな
いてくれるだけで心強いんだけど・・・
それはワガママだよね


沈黙の部屋で一人
チャンミンに「帰っていいよ」と言うタイミングを見計らっていると


CM「帰りたくなったら帰るから、気にしないでください」

そう言って

ドラマの台本を取り出すと
それを読み始めた

チャンミン→←微弱陣痛

ラッキーアイテム

革ベルト

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