その後のこと ページ22
その後のことはよく覚えていない
へその緒を切ってすぐに
私の胸にヒロを抱かせてくれたけど
無事産まれた安堵感から
意識がどんどん遠くなって
ジェジュンの呼ぶ声を聞きながら
私は眠った
そう、気絶でもなんでもなく
寝た。
目が覚めたら個室のベッドの上で
そこは凄く広かった
見慣れない天井に、一瞬ここがどこか分からなくて
顔だけ横に向けると
少し離れたソファーベッドで
ジェジュンがウトウトとしていた
上半身が半分くらい斜めに傾いて
うつらうつらしている
A「・・・ジェジュン・・・」
小さい声で読んだのに
パッと飛び起きた
JJ「起きた！？」
そう言いながら
慌てて私の元へ駆け寄った
JJ「お疲れ様。お腹減ってない？わかめスープ作りにAの実家行こうと思いながら
目が覚めた時傍にいたくて・・・あとで作りに行くから。あとは、何か食べたいものない？」
一気に、私の顔を覗き込んで
心配そうに言った
ふと、自分のお腹を触って一瞬驚いた
ぺったんこ・・・
そうだ
産んだんだ
A「・・・ヒロは？」
JJ「今新生児室にいる。元気だから安心して」
A「見たい」
JJ「ナースコール押したら連れて来てくれる」
言いながら
私の頭元にあるナースコールを押してくれた
「はい」
JJ「あ、奥さん起きたんで赤ちゃん連れて来て下さい」
「あ、分かりました〜」
そして私の顔をまじまじと見つめると
JJ「よかった・・・無事で・・」
泣きそうな顔でつぶやいた
A「死ぬかと思った」
JJ「俺も」
A「・・・暴言いっぱい吐いちゃった・・・」
JJ「覚えてない」
A「仕事大丈夫？３日も休んじゃったじゃん」
JJ「そんなの気にしなくていいから。・・・ほんと、ありがとうA」
おでこにそっとKISSをした時
部屋のドアがノックされて
助産師さんが
ヒロの入ったベビーケースを押して中へ入ってきた
ラッキーアイテム
革ベルト
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凛(プロフ) - もう何度も読み返しています〜私も最初のお産で看護師さんがお腹に乗ったんですよ〜びっくりしました〜読むたびに思い出しています。素敵なお話ありがとう。 (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d7a9babe21 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 自分の出産を思い出します(*^^*)微弱陣痛で3日かかったな〜と…今隣で笑う娘も19歳になりました！ヒロ君の成長も楽しみ（≧∇≦）新しいお話しも、以前のお話しもホントに素敵な言葉ばかりで幸せな気持ちになります。素敵なお話をありがとうございます！ (2015年12月30日 23時) (レス) id: c9a2be6722 (このIDを非表示/違反報告)
ともりん(プロフ) - 何日かかったかな…家事、ほったらかして一気に読みました(*^^*)ジュエルさんありがとう☆すごく胸がドキドキキュンキュンして感動の涙まで流しました(T^T)次の作品もすっごく楽しみに待ってます(*^-^*) (2013年2月5日 16時) (レス) id: 390d9729ec (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - 何度よんでも最高です。ジュエルさん本当にありがとうございます！ (2012年10月7日 22時) (レス) id: 061fa96b47 (このIDを非表示/違反報告)
やっしー - 最高！ (2012年8月3日 6時) (レス) id: 25e0dd482c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュエル
| 作成日時：2011年12月3日 0時
