〜jeajoong〜約束　赤ちゃんが欲しい！編

涙の荷造り ページ40

JJ「もしもし？大丈夫？」


第一声、こんなサイテーな私を
心から心配する声


サイテーな私だけど
これ以上心配掛けるわけにはいかないから
無理やり明るい声を出した


A「早いね。もう韓国？」

JJ「うん・・・今飛行機降りたところ」

A「そっか・・・大丈夫だよ。韓国いつ行こうかなぁ？」

JJ「・・・ほんとに大丈夫？」

A「大丈夫だってば(笑) あ、よっしーがね、妊娠したんだって」

JJ「え？・・・そうなの？」

A「うん。同級生が欲しいから私たちも次こそは頑張らないとね」

JJ「・・・・」

A「今から荷物取ってゲート出るんでしょ？韓国のファンの子がお出迎えだね」

JJ「・・・うん」

A「また電話して。私荷造りしとくね(笑)」


これ以上話したら
完全に心を読まれてしまう


もう読まれてるかもしれないけど
とりあえず泣いていない自分にホッとして電話を切った


韓国行こうか
いつ行こう
明日にでも行く？
でもジェジュンの顔見たら泣いちゃいそうだな


ゴロンと寝転んだまま
動けず
２時間はそうして過ごした

そのうちにだんだん下腹部が痛くなってきて
月のモノ到着の前兆


シャワーを浴びて
さっさと寝ようと思ったけど
当然のことながら寝れず


大きなスーツケースを取り出して
韓国行きの準備をした


使うと思ってなかったスーツケース
行くと思ってなかった韓国


ジェジュンの赤ちゃんが欲しかった


着替えを詰めていたら
また涙がこぼれてくる


ゴシゴシとそれを拭い
ズルズルと鼻をすすりながら
スーツケースの隙間を埋めてると


ピーッ


聞き慣れた音が

玄関からした

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