〜jeajoong〜約束　赤ちゃんが欲しい！編

サイテーな自分 ページ39

妊娠してなかった


なんで？


自分の下腹部を押さえて
信じられない現実を受け入れたくなくて
長い間そこから立ちあがれなかった


なんかもう
どうやったら妊娠するのか分からない


陰性のままの検査薬を
ぼーっと眺めてながら


もうすぐ生理が来るのか・・・

と思ったら

憂鬱感に襲われて

ジェジュンに申し訳ない気持ちになった


喜ぶ顔が見れると思ったのに。


ようやくトイレから出て
飛行機の中であろう彼にメールを打つ


『妊娠してなかった。』


こんな一言だけのメール

海の向こうにいるジェジュンを
心配させるだけだって
分かっていたのに
送信ボタンを押してしまった


送ったあと後悔したけどもう遅い。


ソファーに沈んでしばらくまた放心状態
と、携帯が鳴った


『よっしー』


A「もしもし？」

よ「メリークリスマース♪」

A「・・・あ、そっか・・・イブだね」

よ「なにその低いテンション」

A「別に・・・」

よ「使ってみた？検査薬」

A「・・・・」

よ「なんだまだなの？私さ〜・・・妊娠した」


・・・・・・・


よっしーの言葉が
胸をえぐった


よ「生理予定日昨日だったんだけど来なかったから
まさかな、と思って検査したらそのまさかだった。Aと同級生どころか
出産予定日まで同じになるかもよ〜」


明るい彼女の声を
これほど疎ましく感じたことは今までなく

大好きな親友にそんなことを思う自分が凄く嫌で


A「おめでとう。寒いから大事にしてね」

なるべく普通を装って言ったけど
感情を込めれたかどうかは分からず

「ちょっと今手が離せなくて」と見え透いた嘘をついて電話を切ると

ポロポロ涙がこぼれてしまった


妊娠してなかったよ、って言えなかった
でも来月また頑張るって言えなかった
心からおめでとうって言えなかった


私サイテー


ソファーの上で膝を抱えて
そこにうずくまるようにして泣いていたら

今度はジェジュンから
電話が掛かってきた

涙の荷造り→←初使用

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