〜jaejoong〜約束　５３

バカなこと ページ8

よっしーが淹れてくれたコーヒーを目の前にして

私は何も言わずソファーに座ったままだった


いつの間にか寝てしまった元気君を寝室に連れて行ったよっしーが
リビングに戻ってきた時、そんな私を見てため息をついた


よ「A・・・別れたんだよ？ケンカしたんじゃない。別れたの、ジェジュン君と」

分かり切ったことを念押す


A「誰に聞いたの？」

よ「・・・彗ちゃん。電話が掛かってきた」

この答えが意外だった


てっきりジェジュンが帰ってこない私を心配して
よっしーの家にでも来たのかと思った


この私の考えを、親友は見抜く


よ「ジェジュン君は来てない。それにもうAを迎えにくる義理はない。別れたの」

また念を押した


A「分かってる。私から離れたんだから、それぐらい分かってるから何度も念押さないで」

よ「どうして離れる必要があったの。なんでそんなバカなことしたの？」


バカなこと


そうなんだ

ジェジュンと離れることはバカなことなんだ


そりゃそうか


何の取り柄もない私が、ずっと好きだったスターと出会って付き合えて
結婚まで出来そうだったんだから


バカなことって言われても仕方ない


黙って、そんなことを考えていると


よ「時間掛かってもいいから、後悔して泣いて」


冷静に、はっきりと言った

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