〜jaejoong〜約束　５２

意外な答え ページ36

離れていても、会えなくても
ユノとユンさんは、心がしっかりと結ばれてる


自分たちは？

私とジェジュンは、今ちゃんと心を通わすことが出来てる？


考えたくなくて、話題を変えた


A「でも明日は韓国行けないんでしょ」

YN「うん・・・。コメントもなにも出してないから、パパラッチが張ってるし」

A「そっか・・・じゃあユノの分もユンさんをハグしてくるね」

YN「あはは、ありがとう。行けなくてごめん、って伝えて」

少し寂しそうに言ったから、胸が痛んだ


会いたいよね・・・


好きな人に会いたい時に会える
これは彼らの中では不可能に近い幸せ

それが私とジェジュンは出来てる


なのに私はそこから抜け出すことに喜びを感じてる

明日から韓国に行くことが嬉しくて
それはジェジュンと離れるのが嬉しいのか、なんて思ってしまった


ユノが帰って、オフロを沸かしにバスルームへ向かいそこから出ると
リビングにいると思っていたジェジュンが、寝室にいた


寝室のベッドに座って
じっとなにかを考えている


A「・・どうしたの？」

声を掛けると顔を上げて私を見た


JJ「・・・荷物多くない？」

明日からのために用意したスーツケースは
持ってる中で一番大きなスーツケース

それが広げたままになっていて
着替えの洋服などがたくさん詰め込まれてるのが丸見えだった


A「あ・・・うん。何泊するか決めてなくて」

言った私に、表情が曇った


A「ユノが用意した部屋に引っ越すの手伝って、
そこに泊まればいいって言ってくれたから・・・せっかくだしゆっくり楽しみたい」


怒るかな


入口に立ったまま、ドキドキしながら言った私に


JJ「・・・分かった」

意外にもあっさりと答えた

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