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あり得ない ページ20

喫茶店を出て、来た道を手を繋いでゆっくりと歩く

一人だと長い坂道も、2人だと結構あっという間だった


A「彗ちゃん、かっこいいよね」

もうすぐマンションに着くかという時にぽつんと言った


JJ「ん?なんで?」

A「夢があって。それに、それを叶えるために頑張ってる」

JJ「Aはないの?夢」

A「・・・ごめんね、平凡な女で」

JJ「ないの?」

A「なくちゃダメ?」

JJ「ずっと一緒にいるって夢は、俺だけの夢なの?」

A「ジェジュンの夢ってそれなの?」

JJ「そうだよ、前にも言ったじゃん」

A「そっか・・・。じゃあ私の夢もそれにする」

JJ「なにそれ。俺は本気なのに」

A「私もだよ(笑)」


マンションに着いてエントランスに入る
すぐにエレベーターが来て、5階で降りた


A「楽しかったね、ちょっとデートみたいで」

JJ「デートしたい?」

A「したいって言ったらどっか連れて行ってくれるの?」

JJ「どこでも連れて行ってあげる。どこ行く?」

A「ん〜・・・ここでいい」

家のドアを開けて中に入り、ジェジュンを見る


A「この家で2人きりでいるのが一番。」

なんとなく言ったひとことだったのに
いきなり抱きしめた


JJ「ごめん。こんな彼氏で」

A「・・なにいきなり」

JJ「ごめん」


これでもかというくらい、ぎゅうっと強く抱きしめる


A「なんか変だよ。どうしたの?」

JJ「・・・Aが離れていきそうな気がする」

A「は?なんで」

JJ「なんとなく」

A「有り得ないから安心して」

背中をポンポンと叩くと
ようやく抱きしめる力を緩めて体をそっと離した


JJ「有り得ない?」

A「有り得ない」

目を見て確認するように聞くから
もう一度言った


有り得ない。


ジェジュンが優しくKISSをして

また、抱きしめた

平和な数日のあと→←重い話


ラッキーアイテム

革ベルト


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naepon(プロフ) - どうも~。この回?本当に好きなんです。あたしの何もない自分に対しての虚しさみたいなのと、そんなあたしに気づいてるジェジュンが… 次いってきます。 (2014年1月25日 22時) (レス) id: 611870be34 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 知っててもドキドキー!この緊張感がたまりませーん、ジュエルさまー!笑 (2014年1月18日 16時) (レス) id: 9b5e4c6095 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ジュエルさん、また読んで泣いてます←何度目か分かりません(^_^;) (2012年10月13日 22時) (レス) id: 94f9ff86ee (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - ええええ!!ちょっとびっくり。でもこうゆう展開もありですね。おもしろいです (2011年2月27日 18時) (レス) id: 3dc2dad175 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 久しぶりに読んでます!こういう展開になるなんて・・・でも私の気持ちがわかります。何も無い自分が今のままでいいのか?何となく過ごしてる日々に戸惑う気持ちが焦りになる事ってありますよね。少し離れて時間が必要ですね・・・ (2011年1月16日 16時) (レス) id: 04d5f195a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジュエル

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