〜jaejoong〜約束　２４

サンタは誰の手に？ ページ26

翌日金曜日


朝から雨で、外はかなり冷え込んでいると

銀座まで足を伸ばして買い物に行って来たお母さんが教えてくれた


入院していると、一体今が何月なのか忘れるほど
毎日が穏やかで、一日中半袖のTシャツ一枚で過ごしていた


母「これ見て。可愛いでしょ」

たくさんある紙袋の中からそう言って取りだしたのは
毛糸で編んだ、サンタクロースの柄のモコモコの靴下


紺色に赤いサンタの服がとても目立つ


A「それメンズじゃないの？」

母「うん、そう」

A「誰が履くのそんなの。もしかしてお父さん？」

母「まさか。いくらなんでもこんなのお父さんが履かせられないわ。これは、あの子たちの中の誰かにプレゼント」

A「あの子たちって・・・もしかして」

母「うん。ユノ君か、ユチョン君か、ジュンス君か、チャンミン君」

言ったあと、「全員の名前もう完璧」と言って笑ってる


A「そんなの貰っても履かないと思うけど」

母「そうかなぁ？家の中でだけでも、あったかいから履いてくれるでしょ」

A「そんなの履くの、冷え症の女の人だけじゃない？彼らがそんなの履いてるの見たことないけど」

母「いいの。履いてって言ったらきっと履いてくれるから。誰にあげようかな。」

楽しそうに言う母を見て、まぁ、ジュンスなら履くかも？なんて思っていると


母「あ、次にこの部屋に来た子にあげよう。早い者勝ちね」


それを聞いて、


どうかユチョンじゃありませんように
東方神起のファッションリーダーが、家でこんなの履いてるなんて
あまりにもイメージダウンだ


心の中でそっと手を合わせて祈った


と、コンコンッとドアをノックする音


母「あ、言ってたら誰か来たんじゃない？はーい」

嬉しそうにドアを開けて出迎えるお母さんに招かれて入って来たのは


「こんにちは。」


東方神起のマンネ


天才・チェガン・チャンミン様だった

優等生→←言えた「会いたい」

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