〜jaejoong〜約束　１３

好きでも別れないといけない人 ページ5

YC「好きな人が出来て、付き合う事になったんだけど・・・別れなきゃいけなくなって」

A「・・・どういう事？」

YC「その人といると凄い幸せで、声聞くだけで元気になれるし、まだ付き合って短いけど
ヒョンとヌナみたいになれるって、そう自信あったんだけど・・・やっぱり違ったみたい」

A「・・・なにが？」

YC「運命の人だと思ってたのに、違ったんだよきっと。だから、別れないと」

A「どうして別れないといけないの？ユチョンのその言い方だと、別れたくないみたいに聞こえるよ」

YC「・・・だって、別れたくないから・・・」

A「別れたくないなら別れなければいいじゃん。相手の人が別れたいって言ってるの？」

YC「・・・いや・・多分、向こうも俺のことすごく好きでいくてれてると思う・・・」

A「なら別れる必要なんてないじゃん。なに？何をそんなに悩んでるの？」


YC「・・・結婚、してたんだ。その人」


・・・・・え？


『結婚』


思ってもみなかったこの２文字に
心臓が信じられないくらいの早さで動いた


YC「知らなかったんだよ。まさか結婚してるなんて。こんな話しほんと、有り得ないよね」


ようやくビールに手を伸ばすと、それを一口飲んで開き直ったように言った


A「・・・いつ分かったの？結婚してるって」

YC「ん？・・・広島公演の２日前かな・・・夜遅くにいきなり会いたいって言われて。
嬉しくて飛んで行ったらこんな事言われてさ・・・参ったよ」

A「それで、それ聞いてユチョンは別れようと思ったの？」

YC「だってそれしかなくない？他に方法ある？」

A「子供は？いるの？」

YC「いないって、言ってたけど・・・」

A「その人も、別れようって思ってるのかな」

YC「・・・それがさ、どうしたい？って聞いたら、俺に任せるって、そんなずるい事言うんだよ」

A「任せるってことは、ユチョンが別れたくないって言えば、今の関係をずっと続けるってことなの？」

YC「いや・・・別れたくないって言ってくれたら、離婚するって。そう言われた」


・・・・・・・


『離婚』


また、黙る事しか出来なかった


でも、その人もきっと
ユチョンと同じくらいユチョンの事が好きなんだ


そう思うとなぜか少し安心した

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