〜jaejoong〜約束　１３

もう、会えない ページ11

しばらく、お互い何も言わないまま時間だけが過ぎて行った


店内で、カラオケを始めた人がいて、その音楽でふと我に返った


YC「ヌナ、ごめん。嫌な思いさせて」


ユチョンも同じだったらしく、カラオケのイントロと共に、そう言った


A「本当にこれでよかったのかな・・・」

YC「・・・むこうも妊娠してるんだし、これでよかったんだよ」


そう言うと、立ち上がった


YC「ヒョンが心配して待ってるから、家まで送るよ」

A「そんな、すぐそこだからいいよ。それよりユチョンはどうするの？」

YC「ん〜・・・一人でちょっと飲みたい気分・・・かな」

A「・・そっか・・・じゃあ、私は帰るね」

YC「家までちゃんと送らせて」

A「いいよほんとに」

YC「でも・・・」

A「じゃあ、ジェジュンに電話して迎えに来てもらう
だから安心して一人でゆっくり飲んで。ね？」


そう言うと、黙って座り、私を見つめた


携帯をバッグから取り出してジェジュンに電話をすると、すぐに出た


JJ「もしもし？」

A「あ、私だけど、今から帰るね。」

JJ「うん・・・ユチョンは？」

A「一人で飲みたい気分だって。それで、悪いんだけど迎えに来てくれる？」

JJ「うん分かった。すぐ行くから待ってて」


そう言うとすぐに電話が切られた


A「ジェジュン、すぐ来てくれるって言ってるから、お店の外で待ってるね
あんまり飲みすぎないで。・・・辛かったら呼んで。すぐ来るから」

YC「・・・ありがとう、ヌナ・・・ほんとに・・」


そう言って俯いてしまった彼の背中を軽く叩くと、
腕をまわしてその私の手を握った


YC「もう、会えないのかな・・・」

出会い→←別れ

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す