坂道の途中 ページ13
そこにタクシーが通りかかり、手を上げて停めるとユチョンからバッグを受け取り乗り込んだ
A「気を使わせちゃってごめんね。あと、絆創膏ありがとう」
YC「いいよ〜。早くヒョンと仲直りしてね、お休み〜」
振り返ると走り出したタクシーをしばらく見送り、歩き出すユチョンが見えた
ほんと、ジェントルマンだな・・・
でも追いかけてきてくれたのがジェジュンだったらもっと嬉しかったのに
そんな事を思いながら窓の外を眺めていた
家の近くに来ると、コンビニ前で降ろしてもらった
コンビニの中に入ると、かごにプリンやお菓子を入れて、しばらく雑誌を立ち読みした
女性週刊誌に、理芳さんの男性遍歴と、お腹の子の父親が誰か予想している記事が書かれている
思わず真剣に読みふけってしまった
これだけ読んだらただの男好きのとんでもない女って感じだけど・・・
本当はそこまで悪い人じゃないのに。
こんな事書かれたら、もう復帰する気なんて起きないだろうな
もうすぐ渡米すると聞いていた私は、少し胸が痛んだ
シングルマザー。しかも見知らぬ土地で。
どんな勇気がいっただろう・・・
ふと、店内の時計を見ると、もう深夜2時になろうとしている
しまった、コンビニ入ってもう40分も経ってる
慌ててレジに行くと、お金を払ってコンビニを出た
あー、明日仕事大丈夫かな、どの靴履いて行こう・・・
そんな事を考えながら右足を引きずり、ゆっくり坂を上っていると、
曲がるはずの角からいきなりジェジュンが出てきた
お互いに思わず足が止まった
A「・・・・・なんで?」
驚く私に近付づいてくると、持ってるコンビニの袋を見て
JJ「なんで足痛いのに真っすぐ帰んないの?」
呆れた声でそう言った
A「・・・いつの間に帰ってきたの?」
JJ「・・・ユチョンが、Aが足にケガしてたって言うから」
A「ケガなんて。ただの靴ずれだよ」
JJ「俺と喧嘩して泣いてたとも言ってたし・・・」
A「え〜?泣いてなんかないよ。そんなわけないじゃん」
・・・・・・・
気まずい空気が2人を取り囲んだ
A「・・・とりあえず帰る?」
JJ「・・・宿舎に帰る」
くるっと体の向きを変えると、坂道を登って行ってしまった
ラッキーアイテム
革ベルト
351人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
butako(プロフ) - こんにちは♪何回かのよみなおしです。何回よんでも引き込まれます!!続きよみた~い^^; (2014年11月27日 12時) (レス) id: be4d740b9d (このIDを非表示/違反報告)
naepon(プロフ) - どうも~。ユチョンの恋はせつなげですね。東方神起は、大好きだから幸せになってほしいな♪次へ、Go! (2014年1月22日 14時) (レス) id: 611870be34 (このIDを非表示/違反報告)
かーり(プロフ) - この時はもうすでに。。あぁ、読み返しって、素晴らしい☆" (2014年1月13日 1時) (レス) id: 7acf49eef3 (このIDを非表示/違反報告)
ジュエル(プロフ) - ふーさん 感動してくれてありがとうございます^^ 13もよろしくね! ふーさんの作品も読まなきゃ! (2010年5月1日 9時) (レス) id: 903aa4a1fd (このIDを非表示/違反報告)
ジュエル(プロフ) - みっきさん ありがとうございます♪ 普段優しいのに嫉妬するとSを発揮するジェジュン、私もツボです(笑) これからも頑張りまぁす^^ (2010年5月1日 9時) (レス) id: 903aa4a1fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ジュエル