〜jaejoong〜約束　１０

忘れてた！ ページ38

「A、だからさ、チケットは俺が用意するって言ってるじゃん」


笑いのツボから抜け出した彼が言う


「だから〜、それは嫌なの！絶対意地でも自分で取ってライブ行くから」

「あっは、なんでそんなに頑固なの」

「ファンと彼女を一緒にしたくないだけ」

「まぁ、いいや。それより、今日早く終わらせて帰ってね」

「なんで？」

「なんでも！！待ってるからね」


・・・何なの？

チケット落選に相当参っていた私は、一方的に切れた電話に少しムカッとしながら
またパソコンの画面を見つめて、ため息をついていた


PM8:00


仕事に没頭していて、すっかりジェジュンの言ってた事を忘れていた


「Aさん、明日は土曜だし今夜飲みに行きません？」

コウちゃんのこの誘いに、どうしようかな、と考えて

「あっっっ！」

「な、何ですか？」

「ごめん、だめだ、早く帰ってって言われてたんだ！」

「え〜そうなんですか？」

「うん、今何時？えっもうこんな時間？ごめん、お先でーす！」


急いで帰る準備をして会社を出ると、携帯をチェックした


不在着信 ５件
未読メッセージ ８件


・・・やってしまった・・・
久々に鬼のジェジュンを拝む事になるかも・・・


チケット落選に加えてさらに低くなったテンションに


足取り重く、家へと急いだ

勢ぞろい→←春

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す