〜jaejoong〜約束　１０

春 ページ37

それから５人全員で大阪に行くと
今年の分散地方キャンペーンも無事に終了した

ユンさんはこのキャンペーンの終了とともに担当を外れた


キャンペーンが終わるとすぐにアルバムが発売され
その頃に全国ツアーのチケットの当落でファンは毎日頭を悩ますことになる


私ももちろん、その中のひとりだった


「もしもし、よっしー？どうだった？」

「残念でした」

「・・・・わかった・・・」


今日は埼玉公演、ファンクラブ枠の当落発表の日


昼休みにビギから来ていたメールにガッカリした私は、
無理やりファンクラブに加入してもらったよっしーに電話してその結果にさらにガッカリしていた


あぁぁぁ〜〜ビギ枠取れなかったーーー
後はａチケと、ファミマと、ローソンと・・・


取りあえず片っ端から申し込むしかない！
もーーなんでファンクラブに入ってるのにこんなにチケット取れないの！


食欲がなくなった私は、お昼も食べずにパソコンの落選画面にくぎ付けになっていた


今年は初日が神戸だった


その神戸は一日だけよっしーが取ってくれた


神戸と言えば、
去年倒れてジェジュンがステージを降りてきた、ある意味想い出の地だな・・・


次に埼玉で、広島、福岡、仙台、札幌、大阪、ラストが名古屋


何回行けるんだろう・・・
神戸一日だけな気がしてきた・・・・


「はぁ・・・」


ため息をついていると、ジェジュンから電話が掛かってきた


「もしもし・・・」

「なんでそんな暗いの」


あまりの落胆ぶりに彼が驚いてる


「別に・・・どうしたの？」

「え？いや、なにしてるのかなと思って」

「今、昼休みで一人ぼ〜っとしてたよ」

「ご飯食べてないの？」

「・・・あのさ、東方神起のファンクラブ、もうちょっと考えてくれないかなぁ」

「な、なに？」

「何でこんなにチケット取れないの？これじゃあファンクラブの意味ないじゃん」


何故かジェジュンにあたってしまう


でもこれってある意味すごい正当法だよね。
だって本人だもん。なんとかして！


私の心の声を読んだのかどうなのか分からないけど


電話の向こうの彼は大爆笑していた

忘れてた！→←like a melody and harmony in love

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