〜jaejoong〜約束　１０

キャンペーン始まる ページ25

２月某日

私の不安をよそに、メンバー分散地方キャンペーンが始まった

ジェジュンはユノとジュンスと３人でまずは福岡に３日間。


オリコンチャートで１位を獲得した新曲がロングヒットのまま始まったキャンペーンとあって
普段以上にどこに行ってもすごい人だと、初日からメールが来ていた


ユノとジュンスと福岡に３日間
ってことは、ユンさんとも福岡に３日間か・・・


どうしてもそんな風に考えてしまう


そんな私の気持ちが分かったのか、ジェジュンはいつも以上にマメにメールをくれていた


仕事が終わって携帯を見ると、ジェジュンから届いた山のようなメールにほっとしながら家に帰る

３日間ともそうやって過ごすと、彼らは１度東京に戻ってきた


その夜、家に帰ると彼が来ていた


「A、おっかえり〜」

「ただいま・・・早かったね」

「ご飯一緒に食べようと思って作ったから、座って」


向かい合わせに座って、ジェジュンの作ってくれた韓国料理の数々を食べた
嬉しそうに、福岡での出来事を話してくれる


その顔を見るだけで、安心できた


「ユノとジュンスと喧嘩してない？」

子供みたいなことを聞いてしまった、と思ったのに、返事が意外だった


「あーー、うん。ちょっとした」

「えっっ、なんで？」

「喧嘩ってゆーか、俺がちょっと２人に怒っただけだけど」

「なんで？」

「ん〜・・・なんとなく」


そう言うと、またご飯を食べている


・・・ジェジュンが怒ったって、何に？なんで？


私の顔を見て、「そんな大したことじゃなくて、すぐ仲直りしたから大丈夫だよ」と笑ってる


ずっと一緒にいるとささいな事で喧嘩にもなるっていうけど、それなのかな・・・


そう思って私もご飯を食べて、彼のお土産話を楽しんでいた

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