〜jaejoong〜約束

動揺 ページ6

嘘、いや、まさか、え、でも、似てる、ってか、似すぎてる
ってか、本人だよ！ いや、でもこんな所にいるはずないよな
いやいやでも私が間違うはずないよ ジェジュンだよ 絶対そうだよ
え、でもなんで？？？

正面に向きなおし、平静を装いながら、頭の中は完全にパニックだった

カウンターの中にいたバーテンの男性が私の前に来てビールを置いた

それを飲もうとグラスを持つと手が震えている

一口も飲まないままグラスを一度戻す

「はぁっ・・・」

小さく深呼吸して、もう一度、今度は両手でグラスを持ち一口飲んだ

そしてグラスに口を付けたままそ〜っとカウンターの１番奥、壁際の、ジェジュンらしき人物を覗き見る

と、そのジェジュンらしき人物がこっちを見ていて目が合ってしまった

やっぱりジェジュンだ！！！

そう思ったと同時に正面に向きなおし、ビールのグラスを置こうとしたら

カシャンッ 小さな音とともにグラスは倒れ中身は全部こぼれてしまった

「あっすいません！！！！」

私が言うのと同時に、バーテンさんが「大丈夫ですか？」とふきんを持ってくる

壁際を見れないまま、意識だけは壁際に集中して、ふかれていくビールをぼぉっと眺めていた

東方神起の・・・→←ジェジュン？

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