もう、忘れよう。

178歩目 ページ49

七海さんからその話を聞いた後、七海さんは「任務がありますので。」と言ったあと私の頭を撫でて、行ってしまった。


口調は、冷たかったがとても声色は驚く程優しかった。


七海さんが行ってしまった後、私は部屋に戻っていた。


貴「……お母さん、お父さん…ありがとう。」


呟けば、何処かから「……こちらこそ、ありがとう。」と聞こえた気がしてー。


貴「……おやすみなさい。」


そう言うと、ゆっくり意識が落ちていった。



ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


翌日ー。


貴「こんなに感傷的に、なるの久しぶり…。」


うれしいような、涙ぐましいような…。


私は今、教室に居ます。


3人とおしゃべり中です…。


釘「え？感傷的って…何が？」


伏「また、何かされたのか……？」


虎「俺らが何でもする…！」


このとても親切な、優しい、みんなと一緒にずっと、ずっーと一緒に居られたら……。


こんなに嬉しいことはないよね。


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰその時。


私が3人に囲まれて笑っているのを


幸せそうに笑っているのを


或る1人の見知らぬ女性が見ているなんて思っても見なかったー。





ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


？「へぇー？あの子が…。





良かったわ〜、









私よりブスで。」

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