もう、忘れよう。

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貴｢他にもー


麻天狼っていうシンジュクの所のチームがあってね


ここに来る前、私は病院に入院しててね…そこの先生が知り合いだったの。


その先生がリーダーのチームなんだけど、すごい優しい人で…結構有名なチームで。


他の2人も凄く優しかった。


そのチームは他のディビジョンよりも冷静に何事も見ることができるチームでね。


何処かで信じてたの。


まだ、この人達が気づいてくれるって…。


気づいてくれるかもしれないって、期待してた。


でも、私の先生のしてくれてた寂雷さんも


私の気持ちに気づいてくれなくて、ワガママだって分かってるの。


気づいてくれるなんて甘えてるって、私が悪いって何回思ったことか…。


女性恐怖症を持ってる2人の内の1人もそう。

他の女の子には見せないはじけた笑顔とか

崩れた口調とか

後の1人も…。

愚痴を言ってくれるのも。

本音を言ってくれるのも。


会社の課長の愚痴も話してくれるのも。

愛ちゃんが来る前なら私だった、、、。

まるでそこが元から愛ちゃんの居場所だったみたいに愛ちゃんに取られた。


私が悪いって何回自分に言い聞かせたことか。


麻天狼の皆も私を捨てるのって。


辛かった。


悲しかった。｣


釘｢許せない…。｣


伏｢もっと早くお前と出会っていたら…。｣


虎｢……悲しいよな。悪い…。マジで許せそうにない。｣

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