もう、忘れよう。

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その後、七海さんがパンを買ってくれてご飯を食べて、

それから寮まで送ってくれた。


まだ3時位だったけど、「恋人が未成年なのは本当に……」と口惜しいらしい。


その場面を野薔薇ちゃんに見られてしまい尋問を受けている最中。


釘「で！楽しかった！？水族館！」


貴「た、楽しかったよ。」


釘「そうなの！どこに行ったの？」


貴「イルカショーとか。お土産屋も回ったよ。」


釘「服はどうだった？評判は？」


貴「か、可愛いって言ってくれたよ。」


釘「(しゃあっ！niceよ、七海さん！ナイス！)」


ガッツポーズをする野薔薇ちゃんを見つめながら考える。


あれから、有栖川さんと愛ちゃんはどうなったのか。


地味に気になるなぁ。


今度、ラ○ンで聞いてみよう。


釘「で……。シブヤの連中と会わなかった？あのほら、愛とかいう女にも。」


貴「あったの…。そ、それで…。」


会った時のことを話したら腕をガシッと掴まれた。


釘「A、私に隠してることあるんじゃない？」


目が、目が怖いです。野薔薇ちゃん…。


釘「なーんとなくわかるのよ、女の勘ってやつ？」


ほら、と急かされる。


うぅ……、言うしかないのかな。


貴「じ、実はね……………。」

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