別れたいのに…【三ツ谷隆】

意味不明 ページ41

何でここにタカちゃんが？








私の部屋の前なんかに居るの？









また美夢ちゃんになんて見られでもしたら………。








隆「ぺーやん、なんでここに居るんだ。」






タカちゃんはどことなく口調も簡素で穏やかな口調じゃない。絶対に怒ってる…………。








なんで怒るの？私が美夢ちゃんを傷つけたから？







美夢ちゃんがまた泣きついた？有り得る………。けどそうなら彼女も一緒に着いてくるよね。









美夢ちゃんの気配はないし………どうしたんだろう。








ぺ「三ツ谷………、俺賢くねぇから回りくどいことは言わねぇし要件だけ言うぜ。





ーーーーー好きな女が苦しんでるの見ていい気分か？」







隆「いい気分な、訳……ねーだろ。」






す、好きな………女？








タカちゃんも珍しく歯切れの悪い言い方。







タカちゃんが好きな人って美夢ちゃんじゃないの？







だって美夢ちゃん、いかにも「両思いですー」みたいな雰囲気醸し出してるから、とっくに付き合ってるとでも思ってた。







ぺ「お前はAと別れた。そして美夢って言う奴を選んだ。違ぇか？」









その言葉にグッと詰まるタカちゃん。








ぺ「だったら俺が何をしようが構わねぇはずだ。ちなみにAも誰と話そうと構わねぇはずだ。

変に束縛するのはやめろよ。」








いつものペーやんがぺーやんじゃないみたい。







そう思ってるとペーやんが再び口を開いた。








ぺ「つーかよ、明日臨海学校なんだし帰ろぜ。言いたいこと俺終わったし。」








ペーやんがこっちを見て提案する。








貴「あ、そうだね………、また明日！」








素早くドアを閉めて鍵をしめる。








(ふぅーーーー明日から臨海学校…………。波乱の予感しかしないけど……。)

臨海学校スタート→←泣きじゃくり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す