別れたいのに…【三ツ谷隆】

回避 ページ36

その日から私はとりあえずタカちゃんと話すのをやめた。







やめた……と言うよりは私が避け始めた。せめて臨海学校の日までは心のケジメをつけたかったからだ。






廊下で話しかけられた時はーーー、




隆「なぁ、Aーー。」





クラ2「ねぇ、ちょっと今いいかしら？手伝って欲しいことがあるのよ。」





仲の良いクラスメイトに話しかけてもらって回避する。





お昼の時はーーー




隆「一緒に食わ……………。」




ペ「迎えに来たぞ、屋上で食べるから着いてこい！」






ペーやんが迎えに来てくれた。







ほかのクラスの男子……しかも教室で食べるはずの給食を屋上を食べるって案外楽しい。







先生も初めは注意をしていたけど先生もペーやんが屋上に連れてきて(担いでたから絶対強制)から私の事情を察したのかとやかく言わなくなった。









休み時間は






隆「お、Aーー。」




葵「よぉ、何してんの？A、今日も可愛いね。ここんとこ話せてなかったから寂しかったよ。」






幼なじみのあおちゃんがこれまで以上に話しかけてきてくれたり(この頃ちょっと怖いけど)







タカちゃんと過ごさなくなっても







話さなくなっても







触れなくなっても






そんなに寂しくなかったのはきっとみんながいたから。








もう新しい恋でも始めるかな。







そう思ってた矢先ーーー、







美「ねぇ、ちょっといいかなぁっ？」

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