ブルーロックのマネージャーは自分のセカイに閉じこもってしまいました。【ブルーロック・プロセカ⠀】

閉じこもるまでーー日 ページ5

食堂に着くと皆の視線が一気に突き刺さる。........この時間も嫌い。











気にしても何も変わらないのでトレイを取りに行く。前みたいに自分から積極的に関わり合いに行くことはしない。...........皆の歪んだ顔を見たくないから。
















そう思うのは私の我儘だろうか。


















トレイを取ってご飯を取る。この頃は味はなんだか甘いものや、辛いもの以外の味があんまり分からない。
















いや、...........分からない、と言うよりは「こんな味だったけ」と思ってしまうことが増えた。



















苦いってどんな味だったけ？...........この舌が少し引っ込みそうな味？














酸っぱいってどんな味だったけ？............この前、以前食べていて酸っぱいはずだった梅干しを食べてみたけど案外一口で食べれてしまった。



















甘いものや、辛いものはまだ分かる。『こんな感じだったなぁ』って思う。



















だからどうせ食べるなら.........甘いものとかの方が、
.......いや別に食べてる途中も何かしら言われるだろうし別に何でもいいや。



















「おい、何俺を無視してんだよ。」













急に私の方に声が飛んできた。.........私はこの声の主を知っている。












私を呼ぶ1人の声。視線を辿るとそこにいたのは紫色の髪に余裕そうな笑み。.........横には眠ってる白髪の大きな男の子。



















彼の名前は御影玲王君、そして彼の横でスヤスヤ眠っているのは凪 誠士郎君、.........どちらも、私につい最近まで優しかった男の子のひとり。彼も今では苦手な男子の中に入る。



















貴「無視なんてしてないよ、おはよう2人とも。」

御「Aのくせに俺らのところに挨拶しに来ないとかありぇねぇわ。」



















また今日も、耐えていこう。

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