私は私の道を行くので。【ブルーロック×呪術廻戦⠀】

episode4 ページ5

まず目が合えばコソコソ嗤い、私に聞こえるように「うわ、」だとか「最悪」なのだと言うし。












それだけなら「まだ別に」位で済む。相手にしていたらキリがないからだ。
…………しかし酷いというか、なんというかという目盛りはここから。















そばを通るだけで「ファブリーズ持ってこい」と大声で言うし必要最低限のことを話しかけるだけで「オェッ」だの「ちょっと黙っててくんない？」とさえ言われる。














同じ食卓に少しの間でも着いたら「飯不味くなるよな。」「なんか俺吐きそう」とこちらをチラチラ見て言ってくるし。















寝る前仕事をしようと呪霊を探しているところに偶然見つかりでもしたら、「その格好男でも誘ってんのかよ。」「頼まれても俺はお断りだね、」と吐き捨てられる。













ちなみにその時の私の格好は高専服だった。……………別に薄着でウロウロしてた訳じゃないのに。

















なんだ私、お前らの親でも殺ったんか。

















下手に出てりゃいい気になりやがって………。聞くところによると2人のうちの1人は御影コーポレーションの一人息子らしい。
















まぁ要するに金持ちってこと。
















でも私の周り…………もとい担任なんてこの前「僕の貯金話なんてつまんないよ〜〜だって自分で自分の銀行の総額わかんないんだもん。」って言ってた。
















それを聞いて「担任と私は住む世界が違う人」なのだと思わず遠い目をしてしまったのを思い出す。














そんな人が担任のせいなのか、なんなのか彼の凄さがいまいちピンと来ないのだ。
もうすぐ2人の視界に移るところまで来てしまう。…………そんなことより、どうか、2人に声をかけられませんように。














1歩ずつ、1歩ずつ、…………と歩いていく度に彼らとの距離が縮まる度、舌打ちが出そうになってしまう。
















お願いだから、今私に話しかけないで欲しい、多分こんなことを考えてしまってる以上舌打ちがそろそろ出そうになってしまっている。

















………しかし私の願いは叶わなかったらしい。



















できるだけ自然に、通り過ぎたのに。



















「おっ、不出来マネじゃん。」

「ブスの方、どこ行くの？」


















めんどくさいな、お前らが私を語ってんじゃねぇよ。

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