不良の反応日記：壱

パーちん追加1 ページ47

好きって言ってみた

「俺も好きだぞ！」



ニカッと笑いながら大きな声で言ってくれる彼。大きな声で言ってくれるのは嬉しいのですがあまりに大きな声で言うので貴女が恥ずかしくなることに……。





嫌いって言ってみた

「ハァーーッ！？何でだよ!?」



大きな声で肩を掴みながら「本気かよ！」と聞いてきます。ほんとにうるさいです。鼓膜破れそう。喧嘩してる最中に「嫌い。」と言うとぐわんぐわんと肩を揺らしてくる。謝りましょう、貴女の頭に血が昇らないうちに。





泣いてみた

「ど、どーしたらいいんだ？」


全然分かんねぇ……と呟く彼。貴女が「パーちんも私の事…都合のいい馬鹿女って思ってる？」と聞くと目を見開いた後「そんな訳ねぇだろ」としっかり抱きしめてくれる。






前からハグしてみた

「うぉっ……、びっくりしたじゃねーか！」



ほんとにびっくりした様子。貴女が走ってくるのは見えていましたが抱きつくとは思ってなかったんですね。びっくりした後は貴女を抱き上げてくれますよ。





ナンパされてみた

「誰の女に手ぇ出してんだよ。」


彼女の前じゃ滅多に不良の顔をしない彼。それは貴女を怖がらせたくないから無意識の行動でしたが貴女がナンパされてたら話は別。すぐに睨みます。睨んだ後貴女の頭を撫でて「俺から離れんなよ」と言ってくれます。






別れようと言ってみた(本気)

「ッ、俺が馬鹿だからか！？それとも……不良だからか？」




親から「不良の彼氏なんて危ないんだからやめなさい。」と言われ泣く泣く伝えに行く貴女。
せめて彼の背中を押す別れ方を……と思って
「私のことなんて忘れて……、他の人と……幸せになって……」と泣きながら言うとがっしり貴女を抱きしめて
「泣いてるってことはまだ俺に未練はあんだな！？」
と聞きます。






貴「未練しかないよ………」



ペ「絶対離さねぇからな。」

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