不良の反応日記：壱

夢主が親から虐待を受けていたら2 ページ31

三ツ谷

「子供に手ぇあげてんじゃねぇよ。」

いつも通り酔っ払った両親から手をあげられると思っていた貴女はいつもの癖で外にも関わらず頭を抱えうずくまります。しかしいつもの鈍い痛みはなく…。
上から降ってきた声に顔をあげるとそこには大好きな人で。

貴「隆…、なん、で…。」

三「いや、Aが心配になってさ。着いてきたんだ。……提案なんだけど、俺の家に来ない？」


河田ナホヤ

「親だろうが、俺のAに手ぇ出すやつはぶッ○す！！」

笑顔で言い放ちます。貴女が学校で放課後「家に帰りたくない、痛いなぁ…。」と呟いてるのを彼は聴き逃しませんでした。手をグーにし、殴る準備も万端な様子。顔には青筋がビキビキ浮かんでいます。表情だけで人殺せそう←

「あァ？そんなとこしたら家に居れなくなる?……俺のところに来ればいいだろ？！」


河田ソウヤ

「つ、辛かったよね。ど、ど、どうしよう…！？け、警察とか…いや、でも証拠？がないと…！？」

貴女のためにあらゆる可能性を考えてくれます。そして最終的にどこかに電話をかけ始め……、そして一言、「俺が、Aのこと貰って一緒に住みます。」と言って電話を切ります。

ソウ「ええっと…、色々考えたけどこれが1番かなって…、嫌だったらゴメンね！」


貴「嫌なわけない…。ありがとう…。」



柴八戒

「………え、そ、んな……。」


貴女の口から語られる衝撃的な過去と現在。暴力や暴言などを聞く度に彼は自分の心境と貴女を重ねます。
泣きじゃくる貴女に、
「私だって好きで産まれた訳じゃない、私なんて産まれてこなきゃ良かったの!!」
と叫ぶ貴女に咄嗟にそれだけは違う、と言いたくて彼は貴女を抱きしめます。

「は、八戒……？」

八「そんなこと言わないで欲しい。俺は貴女に出会って人生変わるくらい楽しくなったから。」

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