不良の反応日記：壱

別れようと言ってみた3 ページ28

八戒(本気)

「え、なんで、…………ちょって待て!!」

貴女が初めて聞く大声になるでしょう。貴女が別れ話をした途端顔面がさァァと青くなり、こっちをガン見してくるので「女の子、苦手なんでしょ。」と突き放そうとしたら腕を捕まれます。

八「Aを大勢の中の女子じゃないよ、たった1人の大切な人だから。」



灰谷蘭(冗談)

「別れてもいいけど、俺お前と仲のいい男殺るかもな。」

三つ編みを揺らしながら笑う彼。しかしその目が笑ってなくて今更ながら「冗談だよー」とは言い難い………………。
今からまだ許して貰えます、全力で謝りましょう。



灰谷竜胆(本気)

「…………分かった、だけど俺は……。」


不良の自分では貴女を幸せになんてすることはできない。そう思い、「別れたくない」と言う気持ちに蓋をし「分かった」という彼。
彼は貴女に真っ当な人生を歩んで欲しいのです。でも心のどこかで常に貴女を求めていて。
今からでも去っていく彼の背中に抱きつくことが出来ます。
今ならまだ、間に合いますよ？


半間(冗談)

「笑えねぇな、ヒャハ♡」

舌なめずりをしながら貴女を腕の中に閉じ込めます。「ん〜？何だったっけ？好きじゃねぇだったけ？………お前、好きじゃねぇ相手に抱きしめられてこんな顔すんの♡？」
わざわざ貴女がどんな顔をしているかをこと細やかに説明してくる。
最終的に貴女が「ドッキリだから、まだ好きだから！」と言うとあっさり一言。

「知ってたぜぇ。」

貴「え、なんで？！」





稀咲(本気)

「何でだ？誰に何を言われた？」


貴女が「だって、この頃お仕事ばかりで私の事どうでも良くなったんじゃないかと………。」と泣いてると大好きな匂いに包まれます。「俺にだって仕事を頑張る理由くらいある」との事。
後で教えてくれたのですが、貴女の誕生日プレゼントの為に気合いを入れて頑張っていたそうです。

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