不良の反応日記：壱

前からハグしてみた2 ページ15

河田ソウヤ

「うわっ!? びっくりした!!」

声は驚きつつ前から来た貴女をがっしり抱きとめてくれます。貴女が「ソウヤが見えたから走ってきちゃった」と照れながら笑うと口を手で抑え横を向き何か言っています。耳を傾けようとすると「な、なんでもないよ！」と言われます。

「理由が可愛すぎるよー！」


千冬

「急に抱きつくなら言えよ…。」

半分呆れ、半分笑いながら抱きとめてくれる。結構小柄に見えて力が強くてがっしりしてる彼。「案外、しっかりしてるね笑」と言えば「何がとは言わないけど……。」と顔をいきなりグイッと近づけて……。
「俺、意外と力強いだろ？」とイタズラ笑顔で言ってくる。ほんとに心臓に悪い彼氏、それが千冬なんです。


場地

「熱烈だなァ。」

余裕そうにふっと笑う彼。しかし照れてないと思ったら大間違い。彼の胸に抱きしめる形で耳を傾けるとバクンバクンとすごい音がする。この音って……。そう思って彼の顔を見ると何かに気づいたのかバッと貴女を自分から離して必死に弁明します。最初の冷静な彼は何処に行ったんでしょうか。

「照れてるって……。そうだよ、悪いかよ！」


八戒

「か、かわいい……。」

本音が漏れたあと、お互い「あっ……。」と思っても時すでに遅し。彼は「抱きついてくる貴女が可愛すぎて本音が漏れてしまった。」と思って恥ずか死するし貴女は貴女でいつもの如くだんまりか顔を真っ赤にしてるだけかと思ったので不意打ちの彼からの褒め言葉に戸惑って恥ずか死というものを初めて体験することになります。
可愛い初心なカップルＮｏ．１!!


半間

「嬉しいぜぇ、アハッ♡」

口調や雰囲気はそのままですが、確実に声はいつもの3倍は甘いし、柔らかい。周りが空気を読んで離れてくれます。いつもは彼からのグイグイ来るので貴女から来てくれたのがとても嬉しいみたいです。

「もっかいやってくれよ、頼むからよォ。」

稀咲

「……っ！……あまり驚かすな、びっくりするだろ。」

前から突進ー、抱きつくと一瞬目を見開いた後頭を撫でながら言ってくれます。相当びっくりしたようで貴女が「走ってくるのは見えたのに、なんでびっくりしてるの？」と聞くと「走ってくるのは見えてたが飛びついてくるとは思わなかった。」との事。
嬉しいような、そうでもないような…変な気分ですね。

「…しかし、悪くは無かった。」

前からハグしてみた3→←前からハグしてみた1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す