私が消えればいいだけ。【ブルーロックプロセカ⠀】 (ページ3)

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ほら、もうこんなに扱いが違う。

「そうだね、ごめんね。気が付かなくて。一緒に食べないのに邪魔だったよね。」

ここで私は黙らないのだ。少なくとも彼らの中の私は(・・・・・・)。
どんなことを言われても笑う。

「わかったんならさっさどけ。」

「ほら、なのっち！！こっちこっち！！」

普段は誰と仲良しの穏やかな潔くんに見覚えのないまま嫌われてても。
太陽のような笑顔が来たばかりの頃は眩しい、と感じていた彼に興味が無いと言わんばかりの態度を取られても。

「お前ら、朝からなんだと思って来てみれば…………いい加減にしろよ。」

「悪ぃな。朧野。俺たちから言っとくから…………。」

いつも間にか後ろにいたふたりが私の目の前にたつ。まるで私を守るかのように、隠すかのように。
この2人は私の味方、と言えばいいのだろうか。

何かと雑に扱われるブルーロックで私のことを気にかけてくれる、大切で貴重な存在。

でも、でもね

負けず嫌いで気まぐれな彼が私のことを庇ってくれたとしても。
ヒーローが私を背中に隠して2人をとやかく言おうとしても。

「ち、ちょっと…………2人ともどうしたのッ！？今日なんかおかしいよ！？」

可愛らしくワタワタしながらアワアワ…………とする彼女。今日は、じゃなくて私は毎日毎日毎日毎日これを受けてるの。

貴方が見てるのはほんの一部なのよ。
どう、いつも貴方をお姫様扱いしてくれる人達がほかの女の子にはこんなふうにしているのを見るのは。

「別にいつも通りだよ、なぁ蜂楽？」

「うんっ、俺ら…………Aのこと嫌いだし。」

私はそんなの望んでないの。

心が、死んだ気がした。