アイドル2 ページ3
クラ1「よろしくね、麗君!」
クラ2「綺麗だね、本当に女の人みたい!」
周りの子の視線が白雪さんに向けられる。悔しい、とかそんな感じはしない。
しない、しないが……!
麗「皆そんな見らんとって……?照れるわぁ。」
女の子の私より仕草とかが綺麗で洗練されてる……!
悔しい、ような。そうじゃない、ような。
麗「もう恥ずかしいです、フフっ。」
……ふんわり、笑うのね。
自然に見てしまうような、そんな笑顔。
私はそんな笑顔作れてるかしら?
いえ、作れるのか……ではなく作らなくては。
高校に入る前……中学から始めたアイドル。
私はファニプロという大手すぎる事務所に所属している。
HoneyーStepsという可愛いがモットーのチーム。私は本来このチームに入ることすら、叶わなかった。
だけど、入ることが出来た。
私には才能がない。ダンスも歌も生まれ持った才能、というものがないのだ。
だからそれを努力でカバーしないと、いけない。
努力でダンスも歌も上達しなければ、私は恩返しの意味が無い。
クラ2「桃ちゃん、次の自己紹介桃ちゃんだよ?」
もうそんな順番が回ってきたの。
桃「桜坂桃です!気軽に桃って呼んでください!仲良うしましょう!」
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