正体を知ってるだけ。【セーラームーン】 (ページ5)

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episode3 ページ5

まさかの盗聴器、でチャイムがなった。会話が終わってふたりが席に戻っていく。

え、これ気にしちゃいけない感じかな。

いやでも気にするわ、私の部屋のことだし。うさぎとかは流石に冗談だろうけど(うさぎは多分だけど盗聴器のつけ方知らない)亜美はやりそうだからなお怖い。

『私の見えないことろでも勉強をするのよ』って？母親じゃなんか。

「A、また油っぽいものばっかり食べてんのか？」

後ろからツンツン、とシャーペンで背中をつかれる。毎回やられるけど痛いんだよな。ペンの先。

普通にトントン、ってして欲しい。

「油っぽいものって太らないんだよ知ってた？」

「また俺を騙そうとしてるだろ。」

振り返ると黒髪がサラ、と揺れる。この前サラサラだから「何シャンプー使ってる？」って聞いたら星夜のアンサーが『石鹸！！』って言ってて真面目に殴りたくなった。

「あー、騙されないか。残念。」

「この前俺の事騙したじゃねえか！！」

うるさいよ、地球人歴1年生。

騙される方が悪いんだよ(性悪)

「なんて騙したの？」

美奈が横の席の光に聞くとそれと同時に大気が「またくだらないものでしょう。」とため息。喧嘩なら売るぞ負ける自信しかないけど。

「こいつがピカ○ュウって実在するって俺を騙したんだよ！！」

「俺こいつと同じ戦士なのまじ嫌。」