闇を祓って【東京リベンジャーズ・呪術廻戦】 (ページ12)

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episode11 ページ12

貴「両面宿儺ってまさか………。」

聞いたことがある……、まさかとは思っていたけど本当に実物を見るのは初めて。

木の箱の上からしか見てないけど……見たくもない。

武「りょーめん？すく…………？」

武道君が「分からない単語、」というふうに首を傾げる。……そうかこっちの説明もまだだった。

貴「ごめん、色んな説明がまだだった。……今から説明するけど訳が分からなかったら質問してくれて構わないし、信じてくれなくてもいいよ。」

悟「え、ほんとに言っちゃうの？現実味ないと思うけど。」

クズが横でなんか言ってるけど聞こえないふりして武道君に向き直る。

貴「今から話すこと人には言わないようにね。……じゃあまずは、私が『教室で何をしてたのか』『両面宿儺』とはなんなのか。」

武「う、うす。」

何故か変な敬語になってる武道君を尻目に私はまた口を開いた。

貴「まず……私が教室で何をしていたのかって言う問いについてだけど、ソレを説明するには『呪い』について説明しなきゃいけない。」

武「のろ、い？」

貴「そ、呪い。

まぁ簡単に言うと『呪い』とは人が生み出した怒りや嫉妬、憎悪、羞恥……そんな『負の感情』。

こんな学校には色んな感情が集まるから、『負の感情』と集まりやすい。」

「学校っていろんな感情が集まるでしょ。」と言うと困惑しながら「お、オカルトチックな……。」と慌てていた。

貴「私がさっき武器を持ってたと思うんだけどソレを祓ってたの。……皆に被害あっても困るし。」

武「本当にいるとしたらさ………もう居ないよね？俺、こういうの苦手で………。」

怖がりめ。

貴「そんな感じ。だから安心してよ。」

悟「で、次は両面宿儺についてだよ。」

さ、既に周りをキョロキョロしてる武道君にどうやって説明するかな。