episode1 ページ2
「は、……………………?」
思わず驚いたような、間抜けな声が口からこぼれる。久しぶりの皆の朝餉のはずなのに、どうして私はこんな間抜けな声を出してるんだろう。
理由は見てしまえば簡単。
私の初期刀の加州が私に話がある、と切り出して話した内容。
「主……………、俺主じゃなくて見習いの方に愛されたい。つまり、主には見習いがなって欲しい。」
私がぼーっとしてるから聞こえてない、と判断したのかなんなのか。2回続けて同じことを言ってくる加州。
…………違う、違うの。同じことを聞きたかった訳じゃない。
「えっと、……………どうして。そんな、急に。」
急な初期刀の言葉にこれだけしか反応出来なかった。
「急なんかじゃないよ、俺ずっと考えてた。俺だけじゃない、皆、…………皆考えてた。今のままの主と見習い、どっちが自分たちの本丸で相応しいんだろうって。」
そんな、
そんなこと考えてたの
昨日だって爪に紅色のマネキュア塗ったでしょ。
塗った爪を見て『主はぶきようだね、』って笑ってくれたでしょ。
ふと、縋るような想いで加州の爪を見る。私と、初期刀の絆を見るように。
「それに、ぶっちゃっけ見習いの方が器用でさ爪に紅塗るの上手なんだよね。」
「私、昨日塗ってと言われたので塗っちゃいました………。だってあんなのじゃとても可哀想で………。」
加州の爪は
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翠海(プロフ) - 続き待ってます!! (5月7日 19時) (レス) @page4 id: 1e3269588f (このIDを非表示/違反報告)
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