私の隣に貴方は必要ない

不満2 ページ6

貴「この際、別れたのはいいのよ！別れたのは！」


瑠「あ、いい、んだ…………。」


璃「それ思った…………。」


だって親が決めた婚約だったし!?


「自分の気持ちなんて関係ない」って感じだったし!?


貴「でも『君は強いから独りでも生きていけるだろう、それに俺には女(ひと)が……』よ！


どうせ別れるんなら初めから拒否れよ！

身分あっちの方が上だったし、反抗するくらい出来るだろ!?

私の婚約者としての努力返せよｰｰｰｰｰｰｰ！」


これがホントの本音。


今年で齢18。


私は裏鬼殺隊の彩という立場にいる。



しかし昔は母からは「煉獄家という名家に嫁ぐのだから女らしくなるのよ。」とお琴や、料理、和歌などなど………。
別に好きではない習い事を習わせられ……友達と遊ぶ暇なんて無いに等しかった。


父からは「煉獄家の嫁になるんだから家事をやるといい。」と言われ、幼い頃から洗濯に料理に掃除にもやらされた。


でも、これは14までの話。


14になったばかりの夏ーー。


私の両親は、鬼に食い殺された。


………私はお琴の稽古にいってて助かった。


まぁ、その話はまたするとして…………。


私は両親が憎かった訳じゃない、寧ろ2人は私は私の事を思って言ってくれていた。


両親のことは大好きだった。


だからこそ何年も好きでもないお稽古を頑張れたの。


だから私は両親が残していった願いー「煉獄家の嫁になること」を叶えようと努力してきたのにーー。


貴「しかも煉獄の横には美月(クソ女)が居るし!?

『杏寿郎に勝手に着いてきたの………。』とか、『Aちゃん、杏寿郎のこと大好きだったから…別れてくれるか心配で………。』よ！

お前、マジでどの立場!?

お前、どの立場からモノ言ってんの!?」

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