【逆.ハ.ー】純.欲サディスティックナイト 2

41:身を焦がす ページ36

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✧ ローレンSide





クラスメイトと仲の良い先輩と昼飯を食ってる最中、ポンッと携帯の通知音が聞こえた。

やべ、通知音オフにするの忘れてた、なんて考えながら講義中じゃなかったことに安心しつつ制服のポケットに手を伸ばし、画面を見た瞬間、時が止まったような感覚に陥った。



ロ「……マ？」

イ「は、どしたん。ローレン。」

ロ「や、ちょっと。……え〜、マジかぁ、」



昼飯を食う手を止めて急に俯いた俺を不審そうに見てるイブの視線が全く気にならない。

それほどこの連絡の破壊力が大きい。

連絡は取りあっていたけど、ガキの頃に別荘で会って以来一度も会うことができなかった幼馴染からの連絡を噛み締めるように眺めてしまう。

"前期試験の補修引っかからなかったら今年の夏に寮の人たちと一緒に別荘に行こうと思ってるんだけど、ローレンも一緒に遊ばない？"なんて、素っ気ない文章。それでも嬉しすぎる。

目の前で飯を食ってる幼馴染の兄貴に「Aって最近元気なんすか？」なんて聞くと、嫌そうな表情を浮かべながら俺を見た。



「何で急にそんなこと聞くんだよ。」

ロ「いや、今ちょうど連絡来たんで、」

「はぁ！？俺は連絡返ってこないどころか既読すらつかねぇのに何でお前には連絡してんだよ！」



そう言いながら俺の携帯を取ろうとしてる幼馴染の兄貴を軽く躱しながら"暇だから行く"なんて嬉しさを悟られないような返事を返す。

本当は学校に残ってイブと一緒に夜通しゲームする予定だったけど中止だ、中止。

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