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手も、脚も、視線すらも動かせずにその場で固まってしまい、加賀美さんに能力を使われた時を思い出す。
あの時は感情や行動が自分でしたいこととは全く別物になっていて徐々に自分が変化させられて行ってるって、そんな感じだった。が、伏見さんの能力は全くの別物。
自分の行動に疑問はあるけど抵抗心はなくて、このまま何かを命令されてしまえば全部伏見さんに従ってしまうんじゃないかって不安が襲ってくる。
逃げたくても逃げれない状況に焦りまくっていると、急に体が動くようになって、転んだかのようにその場に座り込んだ。
伏「俺の能力も万能すぎるって訳じゃないんで人に使うのは難しいんですけど、条件さえクリアしちゃえば簡単に使えるんすよね。」
「……条件って？」
伏「相手が俺を信用することっすね。」
「信用って、」
まさか伏見さんが終始私に優しく接してくれてたのは、神様だからとか優しい人だからじゃなくて信用させるための演技だったのかな。
そんな想像をしてしまって、伏見さんから目が離せない。
伏見さんはそんな私に手を伸ばしながら「声に出さなくても使えたりするんっすよ、これ。」なんて言った。
能力を使われたのか、さっきと同じように身体が動かなくなって座り込んだまま伏見さんを見上げる。
「……ッ、ぁ、」なんて声が漏れたから声を出すことは許されてるのに、何を言えばいいかわからず黙り込んでしまう。
この後何をされるのか、最悪の状況を想定してしまってゾッとする。が、伏見さんは私と目線を合わせただけで何もせずに口を開いた。
伏「多分Aさんって、自分が思ってる以上に力が強いから制御できないんじゃないかな〜って思ってるんですけど。」
「力が強いから？」
伏「寮内にも結構残ってるから俺も能力に充てられちゃったし。」
サラッとそういった伏見さんに驚いて「は？」なんて声が出てしまった。
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葵 - この作品マジで私が出会ってきた作品の中で一番好きです！ (2月10日 22時) (
レス) @page38 id: 69a42b17dc (このIDを非表示/違反報告)
黒柚木 - 一気読みしました！kidとrlnの登場がうれしすぎます…！次回も楽しみにしています！ (2月7日 12時) (レス) @page33 id: 5e10f7df77 (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - はじめまして、いつも楽しく見てます！！まさかの幼馴染に発狂しましためっちゃ好きですありがとうございます。これからも楽しみにしてます！ (1月27日 23時) (レス) id: 5e2227c856 (このIDを非表示/違反報告)
蛙猫(プロフ) - 逆ハーレムのお話の中でもとても面白い作品でした。 (11月5日 13時) (レス) @page30 id: 94cbed9533 (このIDを非表示/違反報告)
(^o^)/(プロフ) - 本当に本当に主様の作品が大好きです。この作品一生愛します (11月3日 18時) (レス) @page30 id: b873b0040b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Momo_UxxU_
作成日時：2023年2月4日 19時
