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今の会話の流れで何で不破さんにけなされるようなことを言われたのか分からなくて不満げな表情を不破さんに向けると、不破さんは私が不満を持ったことに気付いたのか焦り始めた。
不「や、変っていうか、珍しいタイプやん？」
「珍しいって……何がですか。」
不「もちさんが暴走期の時に心配して近付く子なんて今までおらんかったし。どっちかっていえば暴走期だったら相手してもらえるっていう噂信じて寮までくる子の方が多いんよ？」
「相手？」
わざわざ暴走期に何の相手をしてもらいに来るんだろうか、そう思って首を傾げると不破さんは私の顔に自分の顔を近付けて、首筋に優しくキスを落としてから耳元で「こういう相手♡」なんて甘ったるい声で囁いた。
こういう相手、なんて言われて気付かないほど馬鹿じゃないし急に恥ずかしくなって不破さんから体を離す。
そんな私を見た不破さんは楽しそうに笑いだした。
不「心配してくれる子なんて珍しいよ。今のだって普通は俺に抱き着いてくる子が大半やもん。」
「それは他の子が変なんじゃ……」
不「いや〜、ここじゃAちゃんの方が珍しいって！みんな強い能力の人と結婚したいからアピールしてるし。Aちゃんも言い寄られたことあるやろ？」
「まぁ……少しだけ？」
男子生徒にデートに誘われたことなら何回かあるけど能力のことがあって人と関わりたくないから断ってきた。でもそんな意味が込められてるなんて誰が想像できるだろうか。
でも確かにこの寮の人達ってみんな有名な家柄だし成績も良いから結婚すれば将来は安泰コース、って考えで言い寄ってくる子もいるのかもしれない。
暴走期に入った剣持さんも普段と様子が違ってたし、言い寄ればワンチャンって考えが湧くのも納得はいく。
ただ……あんなに辛そうだったのにそれを狙って近づかれたら嫌だろうな。
不「まぁもちさんもガッくんがいれば能力で多少は暴走期も短くなるんやけど……。今は停学中やし。」
「あぁ、加賀美さんが言ってた停学中の。」
不「去年まではガッくんの能力で暴走期めっちゃ短かったし制御できてたんやけど、今年は制御できてなさげやから近づいちゃあかんよ。」
「はい。」
いつもより制御が効かないからみんなが私を心配しててくれたんだって分かって少し嬉しい気持ちと、いつもより剣持さんが辛い思いをしてるんじゃないかって不安の気持ちを隠したまま、リビングへ向かう不破さんの後についていった。
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葵 - この作品マジで私が出会ってきた作品の中で一番好きです！ (2月10日 22時) (
レス) @page38 id: 69a42b17dc (このIDを非表示/違反報告)
黒柚木 - 一気読みしました！kidとrlnの登場がうれしすぎます…！次回も楽しみにしています！ (2月7日 12時) (レス) @page33 id: 5e10f7df77 (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - はじめまして、いつも楽しく見てます！！まさかの幼馴染に発狂しましためっちゃ好きですありがとうございます。これからも楽しみにしてます！ (1月27日 23時) (レス) id: 5e2227c856 (このIDを非表示/違反報告)
蛙猫(プロフ) - 逆ハーレムのお話の中でもとても面白い作品でした。 (11月5日 13時) (レス) @page30 id: 94cbed9533 (このIDを非表示/違反報告)
(^o^)/(プロフ) - 本当に本当に主様の作品が大好きです。この作品一生愛します (11月3日 18時) (レス) @page30 id: b873b0040b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Momo_UxxU_
作成日時：2023年2月4日 19時
