弟 ページ26
youside
ＪＨ「 ヌナ 」
私の前にいるのは、死んだ、いや意識の戻るはずのない弟
aiko「 ジョンヒョン？ 」
ＪＨ「 ヌナ、、、会いたかった 」
目の前にいるジョンヒョンをきつく抱きしめる
ジョンヒョンも私を抱きしめてくれる
もう、枯れたと思っていた涙がまた流れた
ＪＨ「 ヌナ、僕ずっと暗いとこで一人ぼっちだったんだよ 」
aiko「 うん 」
ＪＨ「 ずっとヌナがバラをもって来てくれた事、知ってる 」
aiko「 ごめんね 一人で寂しかったよね 」
ＪＨ「 それは、ヌナもでしょ？ 」
そういって、いつの間にか私より大きくなったジョンヒョンの体
ジョンヒョンが私の頭を優しく撫でてくれるから、また涙がこぼれる
ＪＨ「 ........ヌナ、最後のお願い聞いてくれる？ 」
aiko「 うん 」
ＪＨ「 僕についてる機械外して？ あれのせいで父さんと母さんのとこにいけないんだ 」
機械、たぶんジョンヒョンの命をつなぎとめている機械の事だろう
aiko「 .....分かった 」
ごめんね
何にもできないヌナで
守ってあげられなくて
これが最後だろう
ずっと、言いたかった言葉
aiko「 ジョンヒョン、、、、、、愛してる 」
ＪＨ「 ヌナ、僕も ヌナはね、優しすぎるんだよ あ、時間 それじゃあ、ね、 」
aiko「 うん 」
両親の夢を見た時と同じ、白い光がジョンヒョンを照らす
ＪＨ「 ヌナ！ 」
大きな声でよばれる
ＪＨ「 幸せになって！ 」
これまで見た笑顔の中で、ジョンヒョンは一番輝いた笑顔で私にそう言った
光が一瞬強くなって、目を開けるとベッドの上
それから気持ちが弱くならないうちに、病院に行った
書類にサインして、機械のスイッチを切る
ジョンヒョンを抱きしめても、心臓の鼓動は聞こえなかった
だんだんと温かさを失っていくジョンヒョンの体
親族はだれもいないから、すぐにジョンヒョンのお墓はたった
両親の隣に
もう、涙は出なかった
なんだか、ここに家族全員が集まったみたいで心があたたまった
はたから見たら、変な感じだろう
もう、ここには来ない
絶対に
一人で生きていくと決めたから
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美来(プロフ) - 初めまして！この作品気に入りました！更新楽しみにしてます(^^) (2014年11月30日 23時) (
レス) id: 262fc7b842 (このIDを非表示/違反報告)
赤メガネ(プロフ) - 黒千華さん» 返してもらったんだ！か、覚悟しときます.... (2013年8月9日 21時) (レス) id: e1aeffc225 (このIDを非表示/違反報告)
黒千華(プロフ) - 頑張ってちょーよ。 宿題どーにかしないと先生ーにゆーぞ 覚悟してねーー。 (2013年8月9日 21時) (レス) id: 6019cbd920 (このIDを非表示/違反報告)
赤メガネ(プロフ) - めか☆さん» めか☆さんコメントありがとうございます！更新がんばりますね！ (2013年8月7日 11時) (レス) id: e1aeffc225 (このIDを非表示/違反報告)
赤メガネ(プロフ) - まさおさん» 特にこの人が良い！なんて希望はありますか？トンとカンタはちょっとできないかもしれません (2013年8月6日 21時) (レス) id: e1aeffc225 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのん | 作成日時：2013年7月30日 12時
