#24 5月31日書換 ページ27
Aside
風呂から上がり脱衣場へ行く間、誰も一言も喋らなかった。
何で?私なんかした?
寝間着代わりの黒いジャージを着る。
忘れ物がないか確認して後ろを振り向くと、妙ちゃんと神楽がヒソヒソ話し合っていた。
え、はぶにされた?
---売店---
アイスを食べながら、適当にテレビを見ていた。
神楽が50本くらいのアイスを一瞬で食べるのを横目で見ながら。
その5分くらい後、神威たちが出てきた。
『おかえりー』
と、神威に向けて行ってもなにも返ってこない。
『神威?』と名前を呼ぶとはっとした表情になって
神威「うん…」
と魂が抜けたようなやる気のない声。
その時銀ちゃんが近づいてきて
銀時「A。神威な今ちょっと元気ねンだわ。応援してやってくんね?」
見るとアホ毛が下がっている。
『応援…』
銀時「頑張れーとかそんなんでいいから」
『分かった』
銀時「じゃ、俺らは帰るからな。オラ、神楽行くぞ」
と、銀ちゃんがカウンターにしがみついていた神楽の首を掴む。
神楽「えぇ!?まだんまい棒ホットペッパー味買ってないヨ!限定品アルヨ!!」
銀時「んなもん買ってんじゃねェ!万事屋の金無くなってくだろうがァァァ!!」
妙「あら、チョコパフェ味もありますよ」
銀時「まじか!おばちゃん全部よこせェェェ!!」
新八「うるさいですよ!!他のお客さんの迷惑です!!」
てな感じで去っていった万事屋一行+妙ちゃん。
見送りにと外まで出て手を振ったあと、建物の中に戻って神威を連れてこようとした。
ソファーで項垂れている神威を見つけ、名前を呼ぶ。
呼ぶと顔を上げてこちらを見た神威。
その間に沖田が割って入ってきた。
右にずれようとすると右に立たれ、左に行こうとすると左に立たれ、沖田が壁になって通れない。
『あー、沖田?どいてくれない?』
沖田「総悟でいいですぜィ」
『総悟、どいてくれない?』
沖田「俺、Aのこと本気になりやしたから」
『はぁ…それはどうも…』
軽く会釈すると、チッという舌打ちする音が聞こえた。
え?悪いことした?
それだけなのか、横を通って行ってしまった。
何だったんだろ。
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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2021年1月16日 14時